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運動音痴のオタク女子と脳筋体育教師は最狂クソゲーをスポーツで攻略する⭐︎  作者: ねず ただひま
第三章

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32/43

海と夕日と青い花、キラリ⭐︎3

◇ぷれいやー1 キラリ おんな 16さい 

そうび

ふく:いもじゃーじ

ぶき:すで

どうぐ:しんだすまほ


◇ぷれいやー2 ヨシオ おとこ 30さい

そうび

ふく:はでなじゃーじ

ぶき:きんにく

どうぐ:ーーー


◇ぷれいやー3 ハヤミ おんな 17さい

そうび

ふく:かわのふく ふくろうのねっくれす

ぶき:まどうしのつえ

どうぐ:やくそう


◇ぷれいやー4 みげる

そうび

ふく:ゆうしゃせっと

ぶき:せいけん

どうぐ:ぽーしょん


 円盤投げ……か、

なるほど!先生にしては考えたね!

と言ってあげたかったけど、調子に乗られると鬱陶しいので、

「い、いいんじゃないですか」

とだけに留めておく。


「ハイ先生!円盤投げってなんですか?」

ハヤミが元気よく手を挙げて吉岡先生に説明を求める。なんだか生徒っぽい。


「いいかい、ハヤミ君!円盤投げとは…」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

        『円盤投げ』


 直径2.5メートルのサークルの中から、木や金属で作られた円盤を遠くに投げて競い合う競技である。

下半身の体重移動と上半身の捻りによって回転力を生み出し、放たれた円盤は空気の力を受けて揚力を発生させ、より遠くへ飛ぶことが出来るのだ。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



「と、まぁ普通に木の真下から石を投げつけるよりも、木から少し離れた場所で円盤状の物を、水平よりもやや下から上向きで投げた方が少ない力で木のてっぺんまで届くはずだ!!」

「おー」とハヤミが目を輝かせて聞いている。


「では明日、ササ君の家を尋ねようじゃないか!

できればお母さんも励ましてあげようではないか!」

それはやめとけ!


『………ピッ……こんばんは、久遠です』

頭の中に天の声こと、久遠先生が語りかけてきた。

「おお!久遠先生!こん!ばん!わ!」

音量を気にしてか、久遠先生は今日は柔らかな囁きボイスなのに、コイツはいちいち語気を強めるからウザい。多分調子に乗ってる。

ハヤミは真剣な顔で、ぶんぶんと首を振りながら先生と私を交互に見ている。

小動物みたいで可愛いな、この子。


『二人とも、無事にニノ村に辿り着いたのですね。良かった。

それでは明日、その村から東へ約1.5キロ移動した先にある川の横を遡って下さい。2日程度歩くことになりますが大吊り橋まで行けます。出発の前にニノ村で装備と道具、食料は調達してくださいね』


「あ、あの久遠先生…」

ササ君のこと、私は彼との関わりがゲームの進行上避けても良いイベントなのかが気になっていた。


「こ、攻略サイトに、この村で起きるイベントって書いてないのですか?」


『ちょっと待ってね、明星さん。え〜と…』

しばらくカタカタとタイピング音が聞こえた後、久遠先生は答えてくれた。

『ニノ村でのイベントはどれもメインストーリーとは関係のないサブイベントのようね。

【釣り対決!】と【幻の巨大貝のモンスターを倒せ!】と【ハクボザキの花を摘み取れ!】の3つだわ』


「く、久遠先生、そのハクボザキのイベントを詳しく教えてください」

『え〜っと…ニノ村の青年、タンクは恋人へプロポーズする為にハクボザキの花を手に入れようとする。

と書いてあるわね』


「え?」


 ササの名前じゃなくて、タンク…ササの父親の名前だ。

もしかして私達は……攻略サイトに載っている情報から数年経過している世界線にいるのでは?

でも、ベリアルに殺される筈だったハヤミは、シナリオ通りはじまりの村にいた。


 ハヤミの存在がトリガーになって、ゲーム内の時間軸がズレたの……か?


「このままササ君の事を無視して先に進んでも良いというのですね……んが!しかしですよ!教育者として困っている生徒は見過ごせんのですよ僕かぁ!久遠先生!あと一日だけこの村の滞在の許可をいただきたいっ!」


いつからササはアンタの生徒になったんだ。


『それは、構いませんが、こちらの世界に戻る予定が遅れます。二人はそれでいいの?』


 まぁ、なんとなくこんな展開になるだろうと予測はしてた。

「わ、私はかまいません」

「よし!明日の授業は体育だっ!アッハッハー!」


 吉岡先生の高笑いが酒場中に響いた。

ミゲルになんて説明しようかと思い、店の奥を見やると、いよいよ全裸に近い格好のミゲルが、酔い潰れて桶にゲロを吐いていた。


あれが勇者の姿かよ……

タイトル変えました。

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