表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
運動音痴のオタク女子と脳筋体育教師は最狂クソゲーをスポーツで攻略する⭐︎  作者: ねず ただひま
第三章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/43

ニノ村の出会い、キラリ⭐︎

◇ぷれいやー1 キラリ おんな 16さい 

そうび

ふく:いもじゃーじ

ぶき:すで

どうぐ:しんだすまほ


◇ぷれいやー2 ヨシオ おとこ 30さい

そうび

ふく:はでなじゃーじ

ぶき:きんにく

どうぐ:ーーー


◇ぷれいやー3 ハヤミ おんな 17さい

そうび

ふく:かわのふく ふくろうのねっくれす

ぶき:まどうしのつえ

どうぐ:やくそう


◇ぷれいやー4 みげる

そうび

ふく:ゆうしゃせっと

ぶき:せいけん

どうぐ:ぽーしょん

 ニノ村を視界に捉え頃には、太陽が水平線に沈む寸前になっていた。


「少し暗くなってきました、明かりを灯します」

そう言うとハヤミは

光源魔法イナウ・シラグ」と唱える。

杖の先端部分に、炎に似た優しい暖色の光球を出現させると、その柔らかな薄い橙色の明かりが私達の周辺を照らした。

「凄いなハヤミ君!魔法でそんな事もできるのか!?」

吉岡先生は大袈裟に驚く。私は感動する余裕もなくへばって歩いている。


魔法すごいけど、足疲れた…。


途中から足場は砂浜へ変わり、その上を結構な早足で歩いたため、私は体力の限界がきてしまい、村の入り口の手前で座り込んでしまった。


「大丈夫?キラリ」

ゼーハーと荒い呼吸をする私をハヤミは心配してくれている。返事もろくにできずに手の平をハヤミに向けて『大丈夫』のジェスチャーしかできない。


「おい、こんな所でへたり込むなよ〜、ったく俺は先に宿に向かうぜ」

ミゲルは勝手にひとりで村へ入って行く。

吉岡先生とハヤミは私に付き添って砂浜へ腰を下ろしてくれた。

「見てみろ明星、こんな世界でも地球と同じで夕陽が綺麗じゃないか」

先生が指差したオレンジ色の太陽は、水平線にぶつかったかのように円形を歪めて揺らいでいる。

「綺麗…はじまりの村では見れない景色だわ」

ハヤミもオレンジ色に染められた横顔で夕陽を眺めて呟いた。


でも、綺麗な景色にいつまでも心を奪われてはいられない。

ふと村の方向を見ると、入り口の横に高くそびえる一本の細い木が生えているのに気付いた。そしてその木の根の付近で、男の子が上に向かって石を投げているのを見つけた。

「あ、アレは、何してんのかな?」

ふと声に漏らすと、二人も男の子に目を向けた。

彼が投げる石は木のてっぺんで咲く花には届かない。あまりに懸命に投げ続ける姿を見て、放っておけなくなったのか吉岡先生が彼に声をかけた。


「こんばんは少年!キミは一体なにをしてるんだい?」


私達も立ち上がり、後からゆっくり男の子に近づく。

年は10歳くらいだろうか、その男の子は無言で高い木の先端を指差した。

つられて見上げると、木の先には数枚の大きな葉があり、その中心部に鮮やかな青い色の綺麗な花が一輪、沈む夕日に向けて咲いていた。

夜に溶け込む手前の濃い紫色の夜空をバックにしても、ハッキリわかるくらいにその花は眩しい青だった。アレはおそらく、花が自ら発光しているのだろう。花弁の周辺がキラキラして見えるのは、風で飛ぶ花粉が光っているからなのか。


「凄い…あんな花、初めて見た…」

私は疲れが吹っ飛ぶくらいに感動してしまっている。


「夕陽も綺麗だったけど、これも凄く綺麗…」

ハヤミも目を輝かせている。


「あれ、LEDかな?」

…まったくコイツは夢が無ぇーなオイ。


「あの花を取りたい…」

男の子が口を開いた。

「キミはあの花に石を投げて落とそうとしてうたのかい?」先生の問いに男の子は頷く。

「よし!僕に任せろ、登って取ってきてあげるよ!」

「え?ちょっと!おじさん!」

吉岡先生は男の子の返事も待たずに、真っ直ぐ高く伸びる木にぴょんと飛びつき、しがみついた……

と思ったらスルンと滑って落ちて尻餅をついた。


「う、うわぁぁぁ!ぬるぬるだぁぁ〜!」

先生は情けない声をあげて体にまとわりついた滑らかな樹液を振り払おうとする。

「その木、滑るから登るの無理だよ…」

男の子がぼそっと呟いた。


ホントこのアホは人の話を最後まで聞かない。


「それに、あの花は僕が取らないきゃ意味がないんだ」

「それは、どうして?」

ハヤミが男の子に訊ねたが、男の子はうつむき、逃げるように村に走って行った。


「なんか、訳ありみたいだね…」

ハヤミが寂しそうに少年の背中に視線を送る。

 

私達の横でわーわーと喚きながら砂で樹液を取ろうとする転がる肉団子…。

 

もう!海に入って洗い落とせよ!


投稿ペース、落ちます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ