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運動音痴のオタク女子と脳筋体育教師は最狂クソゲーをスポーツで攻略する⭐︎  作者: ねず ただひま
第二章

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21/44

吉岡跳びまくり、数えるキラリ⭐︎2

◇ぷれいやー1 キラリ おんな 16さい 

そうび

ふく:いもじゃーじ

ぶき:すで

どうぐ:すまほ


◇ぷれいやー2 ヨシオ おとこ 30さい

そうび

ふく:はでなじゃーじ

ぶき:きんにく

どうぐ:ーーー


◇ぷれいやー3 ハヤミ おんな 17さい

そうび

ふく:かわのふく ふくろうのぺんだんと

ぶき:まどうしのつえ

どうぐ:ーーー

すてーたすいじょう:けが


さくせん:ぴょんぴょんとぼうぜ!

 は、速い!思っていたより全然速い!

開始から脅威のスピードでベリアルの体が右へ左へと振れる。


ザザッザザッ!ザザッザザッ!

でも先生も負けていない。流石は体育教師!滑らかなステップでベリアルに食いついてゆく。

「…1!2!3!4!5!6!7!8!9!10!11!」

「1!2!3!4!5!6!7!8!9!10!」

ハヤミと私が数えるカウントが、早くもズレはじめた。

「ハハっ!遅ぇぞ筋肉馬鹿!ちんたらしてっと置いてくぜぇ!」ベリアルは素早く動きながらも余裕ありげに軽口を叩く。


 一方、先生は何も言わず下を向き、ラインを丁寧に跨ぐことを意識している。無駄の無い動きだ。

「155!156!157!158!」

「151!152!153!154!」

ベリアルがリードを広げる。まだなの?私は先生のカウントをしながらベリアルを注視する。

綻びは必ず現れると信じて。


「なぁ!決着は見えてきたんじゃねぇか!?」

ベリアルはまだ余裕がありそうだが、ハヤミがカウントを200数え、点差はベリアルが8ポイントリードしたその時、先生がバッと顔を上げてベリアルを見る。


「ベリアル!反復横跳びのやり方、充分マスターしたようだな!では僕は本気を出すぞ!」

そう言うと吉岡先生のスピードが格段にあがった。

「なにィ!?」


 本気を出した先生は、砂埃を巻き上げる程加速して、みるみる点差を縮めてゆく

「テメー!手加減してたのか!?」慌ててベリアルも速度をあげる。

「手加減?それは違う!キミは最初、無意識の内に僕の跳び方を模範していた、初めて行う動作だから僕を真似たのだ!

反復横跳びビギナーのキミが、この動作に慣れる頃までは本気は出さなかった!だから200点まで待ったんだ!これがッ!僕のッ!スポーツマンシップだッ!」

「ぐっ!」

ベリアルは牙を剥き出しにして歯を食いしばった。


「…363!…364!365!」

「363!364!365!」

そして、ついに先生はベリアルに追いつく。


「ふ ざ け る な よ !後でテメーもぶち殺すッ!」

怒り心頭のベリアルのフォームが崩れはじめた。

キタッ!切望していた瞬間がッ!


「ベリアル様!頑張って下さい!」

「先生さん!負けるなー!」

ベリアルが弱点を露呈し始めた頃、私は気づいた。

モンスター達と村人達が、闘う者へと声援を送っている事に。


 ザザッザザ!ザザッザザッ!とステップを踏む音、熱を帯びる声援、その声達に負けじと大きな声でカウントを数える私とハヤミ!

加熱してゆく戦いで、辺りは異様な熱気に包まれていた。

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