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運動音痴のオタク女子と脳筋体育教師は最狂クソゲーをスポーツで攻略する⭐︎  作者: ねず ただひま
第二章

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20/43

吉岡跳びまくり、数えるキラリ⭐︎

◇ぷれいやー1 キラリ おんな 16さい 

そうび

ふく:いもじゃーじ

ぶき:すで

どうぐ:すまほ


◇ぷれいやー2 ヨシオ おとこ 30さい

そうび

ふく:はでなじゃーじ

ぶき:きんにく

どうぐ:ーーー


◇ぷれいやー3 ハヤミ おんな 17さい

そうび

ふく:かわのふく ふくろうのぺんだんと

ぶき:まどうしのつえ

どうぐ:ーーー

すてーたすいじょう:けが


さくせん:ぴょんぴょんとぼうぜ!

 ゴニョゴニョ……

私は考えついた作戦を、吉岡先生と、先生が担いで連れて来たハヤミの2人に耳打ちして伝えた。


「僕の得意分野だ、任せろ」

「私は数えればいいのね?わかったわ」

2人はこの案を快諾してくれた。

「ハヤミ、体は大丈夫なの?無理なら誰か他の人に頼むけど……」全身を打ちつけたハヤミを心配するが、

攻撃された瞬間、魔力でガードしたから大丈夫。と、ぎこちない笑顔で返答された。

多分相当無理してるはずだ、それでも……


「村を救うにはこれしか考えられないの、お願い」

これで駄目なら……いや、後のことなど考えない!


「おい、まだか〜?カマキリ眼鏡」

ベリアルは明らかにイライラしている。

つーかカマキリ眼鏡て!それ4度目だそこのヤロー!

ルッキズム拗らせ男め!

怒りを抑えて私はあえて平静を装う。

「ま、待たせて悪かったわね!今から対決を発表するわ!それは……」

 

「反復横跳びよ!」

 

 シーンと場が静まり返る。

おそらく、私達以外の全員が、初めて耳にする対決だろう。まぁ、私も初めて言ったんだけどね。


「はんぷくよことび?だぁ?」ベリアルは首を傾げた。

私はハヤミから借りた杖で、地面に並行する3本のラインを引いた。

「ルールを説明するわ!」


 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

        《反復横跳び対決》

1メートル間隔に引いた3本のラインの上を左右に素早く跨いで俊敏性を測る体力測定。

今回は勝敗を決するためのルールを加味する。


1.ラインを跨いだ足はかならず地面につける事。

2.左右のラインを正確に1回跨ぐ毎に1点加算。

3.ラインを跨げなくても失格にはならないが、その場合は点数は加算されない。

4.相手に触れてはならない。触れた場合は即失格とする。

5.時間無制限、相手の点数より10点リードした時点で決着とする。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「以上よっ!」

暫くの静寂の後、ベリアルがため息まじりで口を開いた

「くだらねーが、お前らの土俵で遊んでやるよ」

3本ラインの真ん中にベリアルが立つ。

「勝者の特権、確認しておこうか。俺が勝ったら村のガキどもは全員連れて行く」

3本ラインの真ん中に吉岡先生も立つ。

「僕が勝ったら、君たちは何もせずに村から出て行け」

ライン上で2人が向かい合った。


「あぁ、それと、勝ったらついでにそこのカマキリ眼鏡をぶっ殺す」

げっ!なんて事を!?ついでに殺されてたまるか!


「ならコチラも……僕はが勝ったら2度とこの村に近づかないと約束しろ!」視線をぶつけ合う2人の周りを緊張感が包み込んだ。

「おい、審判は誰だ?」

睨むベリアルに怯まずハヤミが答える。

「先生の点数はキラリが!アナタの点数は私が数えます!」

「点数ちょろまかしたらその場でブチ殺す……」

「それと、テメーら!邪魔するんじゃねーぞ!」

ハヤミと自分の部下を一喝すると、ベリアルは腰を落として臨戦体制に入った。


「まずは、ベリアル。この勝負、受けてくれた事に心から感謝する!」

そう言って吉岡先生はベリアルに一礼すると、意外な言葉に困惑したベリアルは、一瞬眉根を寄せた後、鼻を鳴らした。

「フン!速攻で倒す!着いて来れるか?人間?」

そして部下に開始の合図を促す。

「ブヒタン!始めろ!」そう呼ばれたのは豚の顔の大男だ。あいつブヒタンって名前なんだ、名前ちょっとカワイイな。


「承知!……それでは、反復横跳び対決、はじめッ!」

ブヒタンから開始の号令が発せられた。

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