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運動音痴のオタク女子と脳筋体育教師は最狂クソゲーをスポーツで攻略する⭐︎  作者: ねず ただひま
第一章

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ピコピコ音からはじまるクソゲー転送⭐︎

◇ぷれいやー1 キラリ おんな 16さい

 

そうび

ふく:かわいいせいふく

ぶき:すで

どうぐ:すまほ

 



 私は背中で猫を飼っている。

でもその猫は全然可愛くない。

私は名前がとてもキラキラしている。

でも私は見た目も性格も全然輝いていない。

 

 柔らかな春の朝日が差し込む部屋の中、私はパジャマから県内一可愛いと評判の制服に着替える。

 姿見に写る自分の制服姿を見て思わずため息が出てしまった。

 私にはこの可愛い制服は似合っていない。

 

 エイプリルフールに産声をあげた私は、親から冗談みたいなキラキラネームを与えられた。

私の名前は…明星綺楽梨みょうじょうきらり 16歳


 眼鏡、そばかす、陰キャでオタク、運動音痴。

この特盛コンプレックスセットに『長身』をトッピング。

 両親は小柄なのに一体何故なのか?突然変異?

はたまた神が与え給うた余計な奇跡か?

 運動なんて一切しないのに、私の身長は177センチにまで育ってしまっている。

 縦ばかりに伸びた凹凸皆無ボディーに、極力目立たぬ様にと自然と習得したスキル『猫背』が組み合わさり、私の体はなんとも不恰好なシルエットを生み出している。

 

そして……今日は学校で嫌な嫌なイヤな行事があるんだよね……


 いかんいかん、冒頭から……もとい!朝っぱらからネガティブな自己紹介してどーすんのよ!


 肩をぐるぐると回して肩甲骨をほぐした後、しゃんと胸を張り、身だしなみを確認する。

 猫を模した小さなチャームが付いてあるヘアゴムを使って二つ括りにした三つ編みの先を撫でる。


「良し!キラリ!今日もちょっとだけ頑張ろう」

鼻息荒く自分を鼓舞する。そして自室の『祭壇』と称したカラーボックスへ奉納してある推しグッズ達へ挨拶をする。


「行ってくるね、夕月零くん」

私はそう言いながら、おそらく最高にキモいであろうニヤけ顔を視界に入れないように姿見に手を伸ばして幕を降ろした。

 



 はじめまして、ねずただひまと申します。

私の小説に気づき、読んでいただきありがとうございます。

 これからこの狂おしい世界に浸って、お付き合い頂ければ幸いと存じます。


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