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1口食べる?

「うわぁー!凄く美味しそう。」


雑談しながら待っているうちに、みんなが注文していた料理が届いた。


「あ、お母様の照り焼きだ!とってもいい匂いがしますね!」


「そうね、初めて食べる料理だわ。」


みんなもこういう料理食べるの初めてなのかな。普段食べている食事は、高級食材?みたいなものを使っているから平民が好んで食べるものを知らないのかな。ここにいるお客さんも貴族の風格がある方がいない感じだもんね。

僕も病気にかかる前にしか食べることはなかったから、凄く懐かしい。


「ウィル、一口食べる?」


「え!いいんですか!」


「いいわよ。はい、あーん。」


僕は、口を開けた。

ちょっと恥ずかしいと思ったけど、照り焼きを食べたい気持ちのほうが勝った。


「ふわぁぁ!すごく、すっごく美味しいです!僕のお肉も食べてみてください。」


僕も、お母様と同じようにナイフで1口サイズに切ったお肉を食べさせた。


「ウィルのお肉も凄く美味しいわね。」


お母様は、僕のお肉を美味しそうに食べてくれた。


「じゃあ、ウィル僕のオムライスも食べる?」


お兄様は、オムライス頼んだんだ。卵がふっくらしていて凄く美味しそうだな。


「食べたいです!」


「はい。」

(ウィルにいっぱい食べて欲しくて、わざと多めに盛っちゃった。うさぎに餌ずけしているみたいで、凄く可愛い。僕の癒し。)

ルーカスの目には、可愛いフィルターが増してかかっていた。


「美味しぃ。ほっぺが落ちちゃいそう。」


このお店本当に美味しいな、みんなでご飯も食べれて幸せ。


「この店は、全体的に賑わっているな。低価格でこれほどの物を食べられるは、愛されるわけだ。」


「また、ここで食事したいですね。」


お父様と、お兄様の会話に僕とお母様は深く頷いた。


ルーカスの"また"は、ウィリアムとこのお店で食事をしたいという気持ちが込められていた。


『またのお越しをお待ちしております__。』


しばらくすると、全員は綺麗に完食し店を後にした。



「お腹も満たされたことですし、ルーカスとウィルの行きたいところにいきましょう。」


僕は、おもちゃ屋さんに行きたいな。みんなで遊べるものが欲しい。ぬいぐるみとかも…。いっぱい欲しいものがありすぎる!


「お兄様は、どこに行きたいのですか?」


「僕は、本屋に行きたいかな。自ら手に取って選びたいと思ってね。」


「先に、本屋さんにら行きましょう。」


「初めに行ってもいいの?ウィルはどこに行きたいの?」


「おもちゃ屋さん行きたいです!でも、僕も本屋さん行きたいので!」


「いいわね、本屋さんに行きましょう。」


お兄様、いつも僕のこと気遣ってくれるからお兄様のやりたいこといっぱいしたいな。本屋さんかぁ、お兄様は頭が良いから沢山本読んでいそう。お兄様におすすめの本教えて貰えたらいいな。


本屋の道まで、よく街に来ているお父様に案内してもらった。








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