ぼくのだいすきな、おにいちゃん
僕には大好きな『お兄ちゃん』がいる。
と言っても、『お兄ちゃん』と呼んでいるのは、単に親しいからであって、実の兄ではないのだけれど。
僕が8歳で、お兄ちゃんが11歳のときだった。
僕はお兄ちゃんに『告白』してしまった。
『好き』だって。
でも、僕はそれを『そういう意味』だと思ってなかったんだ。
だから、僕が『告白』したとき、お兄ちゃんが僕に……キスをしようとして、その瞬間、僕は思わず、言ってしまったんだ。
「待って……待って、お兄ちゃん。男の子同士でキスするのって……普通のことなの?」
その時のお兄ちゃんの表情は忘れられない。
裏切られた、どうして告白してきたんだ、みたいな表情をしていた。
それっきり、僕らは、ぎくしゃくしてしまって。
――8年後。
「ゆーうーやー。学校行こ。始業式、遅れるよ!」
幼馴染の梨香の声が聞こえる。
「うん、今行くよ」
僕は真新しい制服に袖を通し、階段を下りる。
「お待たせ」
「はい、待ちました。さ、ちゃっちゃと行こう。2年生になったばっかで遅刻なんて、心証悪いでしょ」
「ふふ、そうだね」
僕は柔らかな笑みを浮かべ、梨香に向き合う。
梨香はツーサイドアップにした髪をくるくると揺らしながら歩く。
背は、僕より少しだけ高い。
少し釣り目気味のパッチリした目、ほんの少し茶色に染めた髪、薄いメイク。
彼女は所謂、お洒落さんだった。
ギャル、って言うのとはちょっと違うかな。
校則違反にならない程度に裾上げしたスカートと言い、要領よくお洒落を楽しむみたいな所があった。
ようく見ると、指先はデコらない程度にマニキュアも塗っていたりする。
「梨香って、本当にそういうの上手だよね……」
僕は何度目になるか分からない、そんな感想を懐いて、感心したように言った。
「そういうの、って? ああ、メイクとかお洒落の事? 祐也も興味あるの?」
「うん、まあね」
僕は、正直に言う。
「へえ、そうなんだ。じゃあ、今度祐也にもお化粧してあげる。顔立ちが女の子みたいだから、似合いそうだし」
「ありがとう」
僕はそう言って、彼女にお礼を言う。
昔から僕らはこうだった。
僕は女の子のお洒落な格好やメイクなんかが好きで、よく母親のメイク道具をいじっては怒られていたっけ。
流石に、小学校中学年くらいまでには、その手の悪戯も辞めてしまったけれど。
でも、梨香はそんな僕を『変』だとか思わず、ずうっとこうして普通に寄り添ってくれている。
「可愛い服が好きなのに男の子だからって着れないの、可哀想だよね」
僕が、『自分は男だけど、可愛い服が好きだ』という旨の発言をした際に、彼女が言ってくれた言葉だ。
僕はその言葉に救われたような気持ちにはなったけれど、周りの目を気にして、女装癖などに走る事はなかった。
だから、僕は小学3年生の頃……『お兄ちゃん』に告白しても、その『先』に踏み込めなかった。
僕の中にある『常識』が、邪魔をしたんだ。
『性同一性障害』みたいなものについて調べた事もある。
自分がそれなのかな? と思った事も何度かあって、両親に言ってお医者さんに診て貰ったりもしたけれど。
結論としては、そういった兆候は見られませんね、との事。
『ただ単に、女の子趣味に憧れる、ちょっとだけ変わった子』。
それが、僕のプロフィールだった。
何よりの証拠がある。
だって、僕は今、目の前にいる梨香の事が好きだから。
はっきりお互いにそう言い合った訳じゃないけれど、何となくお互いに察し合って、お互いに好きって気持ちを理解している。
毎日こうして一緒に登校しているのも、幼馴染の範疇を超えた関係である自覚があるから、恥ずかしくはない。
「ねー、クラス一緒になれるかなあ」
去年1年は、僕らは同じクラスにはなれなかった。
と言っても、隣同士のクラスだったから、お互いに良く会いに行っては、昼休みにお弁当食べたり、帰りはいつも一緒だったり。
冷やかされるまでもなく、公認の仲、って感じだった。
「どうだろうね。そういうの、どういう基準で決めているんだろうね」
僕は一緒のクラスになれると良いな、と思いつつも、そればかりは学校側の裁量だしなあ、と曖昧な言葉を返す。
「むう。祐也ってば、そこは『分からないけど、一緒になれるといいね』くらいの事を返しておこうよ。可愛い幼馴染が訊いているんだから」
「ごめんごめん。そうだね、一緒になれると良いな、とは勿論思っていたよ」
取り繕った嘘っぽく聞こえるが、紛れもない本音を僕は困ったような顔で謝りつつ、返した。
「それならよし」
満足げに梨香は僕の手を取って、握る。
「どうしたの?」
「手ぇ繋いでると、安心する感じしない? 一緒のクラスになれるかも! なぁんてね」
願掛けのつもりなのかな。
僕は彼女の手をきゅっと軽く握り返す。
「ふふ、そうだね。こうしてると、一緒のクラスになれそうな気がしてきた」
分からないけれど、僕はそう口に出す事で、彼女の願望が叶う可能性を信じてみようと思った。
「へへ。祐也は素直だ」
素直、か。
ひねくれた事も、反抗期も、変に照れたりもしない。
衒いなくこうして『幼馴染』と、まるで『彼氏彼女』のように自然にいられる。
それがとてもとても尊い事で、僕らは幸福の中にいるように見えるだろう。
誰もが祝福するカップルに見えている事だろう。
けれど、僕の中には、いつまでも残り続ける澱があった。
小学3年生の頃の、苦くてつらい想い出。
『お兄ちゃん』と、決定的な断絶を迎えてしまった、あの事件。
(……お兄ちゃんは、19歳か。もう、大学2年生になるんだったかな)
今は遠く、離れ離れになってしまっている『お兄ちゃん』の事を想い、僕は少しだけ胸にチクリとした棘が刺さるような気持ちになった。
◆◆◆
「やったぁ! 同じクラスだよ祐也! いぇい!」
「やったね」
張り出されたクラス分けの紙を見て、ぱん、とハイタッチをする僕達。
「お、今年はバカップル2人は同じクラスなのか」
そんな僕らを冷やかすような口調で、僕らの友達が話し掛けてきた。
「友樹」
彼も僕らの幼馴染の一人で、友樹という。
「だぁれが、バカップルなのよ」
いつもの冷やかしにジトーッとした目線を送る梨香。
「お前ら以外にいるのかよ」
友樹はそんな風に言って、僕らを茶化す。
恒例行事だ。
「ふふ、友樹はいっつもからかうの好きだね」
僕は特に否定も肯定もしない。
緩やかにかわす。
「ちぇ、余裕のある態度だこと。あーあー、お熱いこった」
「言い方がおっさん臭いわよ、友樹。あんたも悔しかったらさっさと彼女でもなんでも作りなさいな」
いつもの調子で軽い喧嘩をする二人。
「うるせーよ」
友樹は大して反撃もせず「じゃ、俺は隣のクラスらしいから」と軽い口調で言って去っていってしまった。
「あら、今日はあんまり反撃が来なかったわね」
「2年生になって、友樹もいい加減こういう子供っぽいやり取りに飽きたんじゃない?」
僕はそんな風に思った。
「かな。ま、五月蠅くなくて良いわ」
梨香はやれやれと肩を竦めて、さっ教室入りましょ、と僕の手を引く。
「席は……やった、隣じゃん!」
「凄い偶然だねえ」
席を確認すると、僕が窓際一番後ろ、梨香はその右隣りだった。
「うふふ、これは今朝の願掛けが届いたのかも!」
「ああ、やっぱりあれ、願掛けだったんだ?」
手を繋いで、『一緒のクラスになれますように』みたいな祈りを込めてたけど、梨香はそれ以上を祈っていたのかな?
さしずめ、『一緒にいられますように』だろうか。
「えっへへー、幸先良いわね。これも日頃の行いが良いからかな~」
「そうだね。梨香は色々とお洒落については校則違反スレスレの事もしてるけど、基本的にちゃんと勉強もするし、悪い遊びはしないし、『良い子』だよね」
僕は素直に彼女の人となりを評して、そう言った。
すると梨香は流石に照れたように、
「ちょっとぉ、褒め過ぎぃ。ま、それ程でもあるけど~」
と冗談めかして笑った。
そこで僕は、何となく呟く。
「僕も『良い子』で居られれば良いんだけどなあ」
その言葉に違和感を覚えたのか、梨香がキョトンとした顔で尋ねる。
「何でそんなこと思うの? 祐也は、すっごく『良い子』だと私は思うけど?」
僕はそう言われて、そうかな? そうかも、と曖昧な言葉を返す。
(僕は、何でそう思うのかな)
素直。
親に反抗しない。
勉強をちゃんとする。
友達との仲も悪くない。
理想的な彼女……幼馴染がいる。
傍から見ると『良い子』が『良い子』らしく、『正しい』生き方を『普通』にしている。
そう、見えるのかも知れない。
――僕の胸の奥底にチリチリと燻る、たった一つの気持ちを除けば、だけれど。
◆◆◆
「祐也、帰ろ」
「うん」
初日なので大した内容もなく、家に帰る。
僕らはいつも通りの道を歩く。
家が隣同士だから、玄関前までは一緒。
「これから1年ずうっと仲良くいられますように」
そう言って梨香はまた、登校時と同じように手を握ってきた。
僕も、きゅっと握り返して、同じ言葉を返す。
「そうだね。これから1年、ずうっと仲良くいられたらいいな」
「いられたらいいな、じゃないよ。いられますように」
僕の言葉に梨香は細かく訂正を求める。
「はいはい。仲良くいられますように」
あはは、と僕らの笑いが通学路に響く。
幸せな日々。
夕暮れ。
そして別れ際。
「じゃあね祐也。また明日ね」
「うん、梨香。また明日」
そう言って梨香が玄関のドアを開けて、家に帰り、僕も自分の家に這入ろうとした、その時だった。
「……祐也。久しぶりだな」
その声。
8年ぶりに聴く声。
多少声変わりしたのかな。
でも、絶対に聞き違えようもない、低く、太い、少し掠れた声。
僕はその人の名を呼ぶ。
「朱雀、お兄ちゃん…………」
こんなに背が高くなったんだ。
180cmくらいあるだろうか。
僕より、顔1つ分は大きい。
「今のは、お前の幼馴染の……梨香だったっけ?」
いきなり、お兄ちゃんはそんな事を尋ねてきた。
「あ、うん。そうだよ。隣の家に住んでる、梨香」
僕は戸惑いながらも、お兄ちゃんに答える。
それより、どうしてこの町に……と僕が言おうとした瞬間。
お兄ちゃんがスッと距離を詰めてきた。
僕との距離は、30cmもない。
「……付き合っているのか?」
僕はその質問に、どう答えたものか、と逡巡した。
いや、何を?
何を逡巡する必要があるんだろう?
ハッキリお互いが『好きです、付き合って下さい』なんて言い合った訳じゃない。
でも、事実上僕らは、『彼氏と彼女』だ。
そう振る舞う事に、なんの戸惑いも恥ずかしさもない。
なのに僕は、何故今それを肯定する事を、躊躇った?
「えと……そんなような、もの、かな」
僕は、何故か言葉を濁しながら、弱めに肯定する。
「……そうか」
お兄ちゃんはそれだけ言って、くるりと踵を返した。
「……えっと。朱雀……お兄ちゃんは」
僕がさっき口にしかけた質問をしようとすると、お兄ちゃんは僕の言葉を遮る。
「お兄ちゃん、と呼ぶのはもうやめてくれ。俺はお前の兄じゃないし、仲良しの『お兄ちゃん』でもない」
ズキリ、と胸が痛んだ。
「あ、そ、そうだね。子供っぽいよね、お兄ちゃん、だなんて。ごめんね。じゃあ、どう呼べば良いかな……朱雀さん、とか?」
僕は今までずっと単純に『お兄ちゃん』か、実の兄じゃない事を明確にするために『朱雀お兄ちゃん』としか呼んでこなかった。
だから、咄嗟に他の呼び方が浮かばなかったのだ。
するとお兄ちゃんは言った。
「朱雀でいい」
呼び捨てを求めるのか。
僕は流石に目上のお兄ちゃんに、そう呼ぶのは憚られる。
「えと、それは、ちょっと……兄さん、とかじゃ駄目かな?」
僕が折衷案を持ち出すと、お兄ちゃんは断固として受け入れない構えの様子で、無言になる。
「う、うう……分かったよ、す……朱雀……」
僕が仕方なく、とても言いにくい呼び捨てに切り替える。
するとお兄ちゃんは少しだけ僕のほうを振り返り。
「俺は、諦めていないからな。祐也」
と言った。
「え……」
僕は、その言葉に胸を突き刺されるような気持ちになった。
諦めていないって、何を?
そんな馬鹿馬鹿しい問いを投げかける気にもなれなかった。
分かり切っている。
お兄ちゃんは、まだ、僕の事が好きなんだ。
――そして、多分、僕も。
僕の中の『常識』や『良識』が邪魔をして、あの時に叶わなかったキスを、今なら受け入れられるだろうか?
……無理だ。
今の僕には、梨香がいる。
あの頃とは違うんだ。
そもそも、あの頃の僕の『告白』は、幼すぎた。
『好き』の意味を、『そういう事をする』まで、想像が及ばなかった。
……でも、今は違う。
梨香とは、キスした事だって、あった。
彼氏・彼女の関係にほど近い僕らだ。
自然とそうなるのは、当たり前だった。
普通の男女関係なら、躊躇いなく出来た事なんだ。
それは、8年前のお兄ちゃんと僕には、どうしても超えられない壁だった。
多分、きっと、今でも。
「す……朱雀。今の僕は、梨香が……いるんだよ」
僕はカタカタと震えながら、お兄ちゃんに言う。
「そうだな」
お兄ちゃんはこちらを振り向かず、背中を向けたまま、言う。
「梨香を……僕は、裏切れないよ」
震える声で、僕は弱々しく反論する。
けれど、その言葉の力の籠らなさに、僕は自分自身を信じられなくなる。
「お前らの仲を引き裂こうと言っているんじゃないさ」
お兄ちゃんは、そんな風に言う。
それは……僕に、二股を掛けろと、言っているの?
「お……お兄ちゃん。8年前は、」
「朱雀だ」
僕は思わず言葉に詰まる。
「……朱雀。8年前は、僕が悪かったよ。考えも及ばず、ただ、おに……君の事を、好きだ、なんて。でもね、今の僕は、もう、違うんだ。男同士が付き合うのは、おかしいよ」
言いながら、僕はその言葉の空虚さを肌身で感じていた。
そんな事、本当は、これっぽっちも思っていない癖に。
それをお兄ちゃんは気付いてか、気付かないでか。
「お前が嫌なら、それでいい」
と言って、そのまま帰って行こうとする。
「ま……待ってよ!」
僕は思わず呼び止めた。
「何だ?」
その言葉に反応し、くるっと向き直るお兄ちゃん。
僕は言う。
「嫌、とかじゃ……ないんだ。……でもね。……そんなのって……誰も、認めて、くれないよ」
いつしか涙が溢れていた。
「周りが認めなければ諦めるのか?」
お兄ちゃんはキッパリと言う。
僕はその言葉に、胸を抉られる。
「…………だって、今、僕は、幸せ……なんだよ……お兄ちゃんとの、そういう関係を……持って、しまったら……幸せで、いられなく、なる……」
僕はその言葉は、ズルいと思った。
諦めさせようと、絞り出した答え。
僕自身の本音でも、何でもない。
だからお兄ちゃんは、その言葉に全く傷ついた様子はなく、ただ言った。淡々と。
「俺はお前の幸せを壊したくない。だが、お前が自分に嘘を吐いているなら、それは別だ」
そして、ゆっくり僕に近付き、笑う。
「……8年前は、俺も悪かったよ。いきなりだったもんな」
決まり悪そうに、けれど、人好きのする笑顔で。
ああ。
この人は、
今でも、
こんな風に、笑うんだ。
僕は彼のその笑顔を見て、ごめんね、梨香。と心の中で呟き。
「――――8年前の、お詫び、だから」
ちゅ、と。
軽い、軽いキスをする。
その唐突なキスに、お兄ちゃんは……不意を打たれたような表情をしていた。
そして冗談めかして、僕に言った。
「……この、浮気者」
僕は涙を拭いて、笑う。
「1回だけだよ。次はないから」
そう言って、お兄ちゃんと別れ、家に這入ろうとする。
そこでお兄ちゃんは、最後の質問だ、とばかりに言ってきた。
「……祐也。今でもお前は、俺が好きか?」
……ズルいなあ。そんなの、こう答えざるを得ないじゃないか。
もう二度と、彼とこういう事はしないだろう、と心に固く誓いながら……
「……うん。大好きだよ。お兄ちゃん」
僕は、彼への想いを、口にした。
(終わり)
ども0024です。
たまにBLを書きたくなる病気に罹患しています。
ただ、僕の書くBLは、ガッチガチに男同士で世界が閉じているより、女性が間に入り込んでくるというか、『僕はノーマルなんだよ』って面構えの『受』が『攻』に引き摺り込まれていく、というか。そういう感じが多いかな、と思いますね。
なろうに他に投稿したのはめっちゃ短いですが『85mmの導火線』って奴があります。あっちは逆に『攻』が妻子持ちになっちまった感?かなあ。あんま考えてなかったけど。
あと他に書いてたのは、自分のHPを持ってた頃に『FF4のカイン×セシル』をメインとしたBL小説があったりします。これまたセシルがノーマル気味で、ローザとの通常恋愛があるのにカインからの愛情を受けてしまって……っていう、カインがガチの同性愛者という設定にしたパラレルものです。同性愛になっても横恋慕にならざるを得ないカインの切ない恋心を書いてて凄く楽しかった。あれ、DS版FF4が出てた時代だから……、14年前?かなあ。
最近じゃあの頃みたいなすんごい濃厚なBLを書くことはなくなりましたが、今でもBL(とか、ブロマンス)は好きな題材の一つで、よく妄想はします。
個人的にBLないしブロマンス(要素のある)アニメで好きなのがFate/Zero(言峰×切嗣)とか、Free!(遥×凛)とか、アイドルマスターSideM(旬×四季、輝×薫)とか、PSYCHO-PASS(槙島×狡噛)とか、TIGER & BUNNY(虎徹×バーニー)とか……
いやもう止めましょう、長くなる。
まぁそんな訳で、普段はヘテロ恋愛っつーか、男女の恋バナばっか書いてる僕ですが、百合を書いたらBLも書いてバランス取りたいよね!!みたいな気持ちで百合百合してた『悪役令嬢』モノの後に男男した話を書いた訳です。
いやー、男同士の友情から発展していくドロドロの恋模様、好き。楽しい。
そんな訳でまあ、嫌いな人は最初ッから読んでないと思うので、存分に語りました。
BL好きの人からの感想とか待ってます。
ではでは。