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Lost of hero 第1章  作者: 一番星
6/9

第6話

ミノラスとステルは魔法の修行へと

ステップアップしていた。

「ライトニング・アロー!!」

ミノラスは光属性魔法のレベル1から習得しようといていて

「ブルー・アロー!!」

そしてステルは水属性魔法レベル1の技から習得しようといている。

このように最初習得する属性を別々にするのは理由があった。

どんな理由かというと、人、個人では得意な属性が生まれつきで分かれている。たとえば、ミノラスは光、ステルは水属性が一番得意な属性だった。

だから2人ともそれぞれ光魔法と水魔法から覚え始めた。

そして魔法技になると、ステルがミノラスより少し上手(うわて)になる。

「ライトニング・アロー!

ライトニング・アロー!」

ミノラスは何回唱えてもしょぼい弓しかでない。

だがステルは

「ブルー・アロー!!」

ザバァッ!!

木の的3枚は貫通させれる。

「ステルまでなんでそんなに魔法ができるんだよおおおあああ。」

ミノラスは周りから置いていかれるようで、とても辛かった。

「ミ、ミノラスだって絶対出来るようになるよ!」

ステルは頑張ってミノラスを励ます。

だがミノラスは一度いじけるとなかなか戻らなかったりする。

「別にいいしーー、俺は所詮魔法なんて無理ですよー。」

「あらら」

それを見かねたリサも近づいてきて、静かな声でステルに話しかける。

「どうする?」

「いつも通りにしよう笑」

ステルはそういいミノラスを引っ張りだし、

リサと魔法技を教え始めた。

「ミノラス!一緒に頑張ろうよ!」

「困ったときは3人で!忘れた?ミノラスのこの言葉!」

そうした2 人の言動ががミノラスを動かす。

「わかったよ笑」

そしてリサとステルは向かい合い「やったね♪」

と静かに会釈した。

「あぁいう協力ってやつがいくつもの死闘、死線を潜り抜ける鍵になるんだよなぁ」

部屋の出口付近で眺めていた男はそのようなことを呟き、考え事を始める。

あれは20年前か。

〜〜

そこは死体が何百いや、何千も落ちているような場所だった。

「総員!!列を崩すなっ!!!」

先頭の男がそういうと、続いてた騎馬隊は、列を作り直し走り続ける。

やがて、前から魔獣たちが襲いかかってきた。

「よし、右翼!60度に展開!

左翼!90度!!」

「おう!」

「任せとけ!」

陣形を何度も、目まぐるしく変え、敵の攻撃を掻い潜る。

その連携こそが人類側最大の武器であり、魔獣に対し、最も有力な攻撃方法。

だが、もう一つ、最強の攻撃手段があった。

誰もが知っている、そう、あの男のことだ。

一切の無駄がなく、躊躇のない剣捌き、脳の信号を無視するような常識外れの動き。

兵、軍人、そして英雄までもが憧れたその境地。

「彼がいなきゃ、人類は終わりだ。」

そういい伝えられてきたあいつは...

〜〜〜

ザシュッ!!

そんなことを考えてるうちに、弟子の3人による

連携がある。

「やったぁー!ミノラスもできたじゃん!!」

「さすがだよミノラス!」

「ありがとう!ステル!リサ!」

3人とも全員嬉しそうな顔をして、掲げた目標を

達成したことに対し純粋な喜びを感じていた。

「やっぱり困ったときは3人じゃないとねぇ〜笑」

その3人がこちらに向けて笑顔を送っている。

「あの3人ならいつか...」

そんなことを思いながら

修行は続いていく。



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