第4話
ミノラスは修行をできる服に着替えて、ご飯を食べ、最上階の修行場所に着くと、ステルとリサの2人はもう集まっていた。
「おーい!遅いぞミノラス!」
「ミノラスが寝坊なんて珍しいね〜」
「うるさいな笑、ちょっと
疲れが溜まってたんだよ。 」
そして奥から昨日の男が出てきた。
「若いのは朝が早いな。」微笑を浮かべながら
寝癖を治し、歯を磨いているところはどこか幼く
少しかわいい一面を持ち合わせているようだった。
「おはようございます!」
3人は礼儀正しく揃ってお礼をする。
「んで、今日から具体的に何をするんだ?」
ミノラスがそう聞くと、男は何やら目を瞑り始める。
何一つ余計な思考がなく、たった一つのことだけに
集中力を使っている。
ガタッカタカタカタ。
地面の石などが振動で音を立てていた。
すると男の右手には、白色の玉のようなもの、
そして左手には青色の玉のようなものが浮かんでいた。
「お前さん達、これが何かわかるか?」
その玉はエネルギーが圧縮されているようだった。
「わかりません。」
3人とも初めて見るものだったため
この玉がなにか、わかるはずもない。
「これはな、気、と精霊力、というやつだ。」
「気?と、精霊力?」
「まぁ初めてならわからないのも仕方がない。」
そしてここから男が気と精霊力について話し始める。
「気、精霊力はな、人間の体の中で50%ずつの割合で絶対にあるものだ。」
「50%...。」
「あぁ、そうだ。そしてこれが、様々な技、魔法に繋がってくる、土台みたいなものさ。」
「な、なるほど。」
ミノラスは難しい話についていけてなさそうだった。
そしてこの後も男による話は続いたのだった。
そして要約すると話の内容は、初めの修行では、体の中にある気や、精霊力などをしっかりとエネルギーとして発生させることが出来るようになることだそうだ。
そしてここまで男が話すと歯ブラシを片付け、実際にやってみながら話し始めた。
「そして、この気や、精霊力を発生させる方法はまず、気を発生させたい場合は右螺旋、精霊力を発生させたい場合は左螺旋を頭の中でイメージする、そのイメージができたら、今度は自分の手にあのような玉が現れることを想像し、そうして玉が発生できた場合は、体の中の生命力の回路が開かれ自由自在に発生させることが出来るようになる。というしくみだ。とりあえず3人にはまず、ここまでたどり着いてもらう。」
そういうと男は岩の上に座り、俺たち3人を見つめ始めた。
「時間は有限で限られてるぞ!」
「はいっ!」
そのような男の喝から、俺たちの1年にわたる長い修行の日々が始まった。




