〜始まり〜
これはある世界での物語。
世界には8つの大陸があり、それぞれに1つずつ国があった。
炎の国、自由の国、水の国、光の国、闇の国
切の国、武の国、射の国の8つだ。
始まりは自由の国からだった。
〜自由の国、ユーグリッド村〜
俺は1年前、目が覚めたらここにいた、なんでかはわからないが剣を抱えながら。
俺は1年この村で生活し、やっと今日15歳になり、この村を出ていくことを決意した。目指すは王都エデア
の養兵団だ。
そして俺には一緒にエデアを目指す仲間がいる。
「おっはよ〜、ミノラスっ!」
こいつの名前はリサ。俺が1年前にここへ来たときに初めてできた友達だ。
「リサは朝っぱらから元気だな笑」
こいつはリサの幼なじみで俺の親友ステル。
「じゃあみんなも揃ったし行くとするか!」
俺の掛け声に合わせ、旅への期待を胸に
俺たち3人は村を後にした。
〜
しばらく歩くと1つの村が見えてきた。
「あ、あそこの村で休憩しようよ!。」
「リサは本当に意気地なしだな笑。」
「まぁまぁミノラス笑ここは
多めにみて少し休憩しよう笑。」
そんな他愛のない会話をしてるうちにその村の入り口まで来た。
「すいませーん!誰かいませんかー?」
ミノラスが呼びかけてみるも人の気配はない
すると後ろから1人の60代後半のおじさんが
話しかけてきた。
「君たちは、よその村のものかな?」
急いでるように感じたのかステルがテンポ良く話を進めた。
「はい、僕たちはユーグリッド村の者です。」
「なら話が早い、わしの家へこい」
「いいんですか?」
「あいつらが来る前に隠れなきゃいかんからな」
「あいつr」
ステルが言いかけると村に
鐘を叩くような音が鳴った。
カンカンカンカンカンカン!!!
「今日は早いな」
おじさんに手招きをされ家の中へ連れてこられた。
「すまんな、しばらくの間静かにしとってくれや」
するとなにやら大きい足音が聞こえてきた。
ダンッダンッドン!!
リサが少し顔を上げ、外を見ると
なにやら黒い像のような動物や半分人間のようなものなど、様々な生き物が
見回りのようなことをしていた。
そして顔を隠し、しばらくすると
そのような生き物たちは皆何処かへ行き
村の人たちが一斉に家から出てきた。
「あれは一体なんだったんだ」
ミノラスがそういうと
ステルが家のおじさんに聞いた。
「あいつらは一体なんなんです?」