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亜樹は
怯むことは なかった
『有紀さんから 手紙をいただきました
あなたの暴力のことも
知っています
有紀さんは 大丈夫なんですか?』
道雄は 少し驚いた顔を見せた
『その手紙を見せてくれ
俺は てっきり 有紀は浮気してると思い込んでたよ』
道雄は卑屈な笑いを浮かべた
『浮気には
違いないか・・ フフン
まさか 相手が女だったとはな・・ククク』
『今は 夫婦間でも暴力は
訴えることが できるんですよ
そんなことより
有紀さんは
自殺を図ったんじゃないのですか?
きちんと 答えて下さい』
『そう
有紀は 自殺したよ
よく 知ってるじゃないか・・・』




