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そこは 静かだった
私は 幸せな時の中に
いるはずなのに
亜樹さんの顔を
見つめてると
涙が溢れそうになる
亜樹さんは
私を 優しく抱きしめて
囁いた
『元気出すのよ
私は 有紀のこと
いつも 見守ってるから』
そして
ゆっくりと
指先で私の涙を
拭い去ってくれた
私は
この感激を
決して忘れない
ありがとう....
ありがとう
亜樹さん
帰りの車の中で
私の好きな
達郎の詩が流れてきた
♪~
いつかは こんなふうに
なる気がした
それが愛と呼べなくても
溢れる この想いを
今は 誰も止められない
~♪
もう これで
私は、生きていける...




