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生きていける
生きていける
私は
あの時のように
二人で行きたいと
私の気持ちを告げた
もう このような機会は
二度と来ないような
気がしたからだ
車で迎えに来ていただき
会場の駐車場に着くと
亜樹さんは
私の髪を撫でてくれた
私は目を閉じて
心の中で呟く
『有紀は
抱きしめて下さい
と 言ってます..』
すべてを忘れ
幸せな時に浸っていると
花火が始まったので
急いで会場へ向かった
亜樹さんが
見つめてくれていたので
私は 嬉しくなり
亜樹さんの手を握った
そして
手を離したくなかった私は
素直に
そのことを告げると
花火の後
夜景を見に行くことになった




