19/57
あこがれ
あこがれ
私は子供服の部署へ配属され
上司として小椋亜樹を紹介された
その時の驚きと嬉しさは
言葉では言い表せないものだ
その人は
女性からみても
とても美しい人だった
凛として
顔立ちはもとより
歩く姿勢がとても綺麗だった
お仕事で指示をだす
お客様のお相手をする
お友達と談笑をする
いつも
優雅で颯爽として
私は
声をかけられるたびに
心が弾んだ
お友達になった
服飾部署の安惟さんは
『亜樹様』と呼んでいて
よく私に言った
『有紀ちゃんは いいよね
亜樹様といつもご一緒できるから』
私は
とても素敵な時を持つことを許されたのだ....




