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『すごぉ➰ぃ 綺麗➰⤴️』
有紀は楽しそうに言った
漆黒の夜空に舞う
花火たちは
美しく はかなく
私の心を捕らえた
それなのに
私の頭の中は
有紀への想いが
駆け巡っている
その
星降る光の瞳
艶やかに美しき唇
黒き輝く髪
神よ
地獄の業火に
焼かれようとも
その手を
唇を
すべてを
私の腕に与えたまへ
あぁ
できないことを
してはいけないことを
私は
まだ 想い願っている
この気持ちを
打ち明けることも
許されないんだよね
有紀.....
私は 花火よりも
有紀の顔ばかり見ていたようだ
有紀は
私の顔を見て
微笑みながら
手を繋いできた




