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僕は心臓が2つある! 右と左に1つずつ。

作者: 七瀬



僕が産まれた時から、僕には心臓が2つあるんだよ。

どうして2つあるのかは分からないのだけど、、、。


右の心臓は直ぐに緊張する心臓でね、、、?

左の心臓は好きな子を見た時の僕のドキドキが伝わる心臓。




走ったりすると、、、?

先に右の心臓が痛くなってね、、、。

その後左の心臓がギュッと誰かの手で掴まれているような感じなんだ...。


それに僕は運動は苦手なんだよね、、、。

二つ心臓があると、2倍苦しくなる!



僕はお父さんとお母さんに聞いてみたんだ、、、!


『ねえねえ? お父さん! どうして、僕の心臓は2つあるの、、、?』

『それはな! 嬉しい事が2倍感じれるようにだよ!』

『でも、走ったりすると直ぐに疲れちゃうんだ!』

『疲れる事は悪い事ではないのよ! 体が疲れたらゆっくり休んで、

たくさん寝る事がいいのよ~!』

『好きな子がいたら、、、? 左の心臓がドクンドクンって胸が苦しく

なるんだよ~!』

『アキトだけじゃないわ! みんなアキトぐらいの男の子はそうなるのよ!』

『えぇ!? それホントなの、、、!?』

『あぁ、しかしアキトの好きな女の子ってどんな子なんだ、、、?』

『アヤちゃんって言ってね! もう可愛らしい女の子なのよ~!』

『もぉ~やめてよ~ママは口が軽いんだから~!!!』

『いいじゃない! 別に、、、パパに教えても!』

『そうだぞ! アキト!』

『うーん、まあ、そうだけど、、、?』



何かと不便な事もあるのだけど、、、。

僕は心臓が2つあって良かったと思う。


僕にしかない特別なモノなんだと今は思えるから、、、。



それに普通にしていれば、他の子達と一緒だし!

お昼はみんなで運動場で走り回って遊ぶよ。

僕はこうやって大人になっていった。




でも僕が20歳の時に、右の心臓が悪くなってしまって、、、。

そこから、僕は入院と退院を繰り返すようになった...。


そうなると、、、?

なかなか、友達とも会えなくなるし、、、。

やっと大学で付き合った彼女とも、会いたいときに会えくなった...。




だけど、、、それでも友達や彼女は僕に合わせて会に来てくれたり。

みんなには、、、本当に感謝だな。


特に彼女は、僕を親身になって見てくれていると思う。

彼女の名前は【アヤちゃん】だ!


僕が小さかった時に、僕が好きだったアヤちゃんと今付き合っている。

まさか、、、!? 同じ大学になると思ってなかったし、、、。


それどころか、、、!?

彼女と付き合えるとも僕は思ってなかった。


やっぱり、お父さんとお母さんが言ってた事は本当だったのかな、、、?

嬉しさも2倍だったよ~!


今もね、、、?

心臓は2つあるけど、、、右の心臓はほとんど機能していない!

でも左の心臓は正常だ!


『それでも僕は心臓が2つあって良かった、、、と心から思えるだ!』




最後までお読みいただきありがとうございます。

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