やっと就職
「明日から頑張らせてもらいますっ!!!」
今、私はギャンゼルと1対1で話をしている。
内容は、この砦に就職。ということだ。
「分かった。他の勤務者にも伝えておく。じゃ、じゃあな。」
~数分前~
「.......出来れば近くにいて欲しいのだがな。」
......ん。誰か呟いている。あれ?ここベッド?あ、そっかさっきぶっ倒れたんだっけか。
あっじゃあ.......もしや....
「お、おお。目を覚ました様だな。」
ギャ、ギャンゼルだとぉ!?さっきの呟きはお前かっ!!
「あっ、えっと。すいません!急に気絶しちゃって!」
「さっきは急に気絶したから焦っていたんだが、大丈夫そうだな。」
.......よく見たら結構やつれてるなぁ~。
「そういえば、気絶中に随分いろいろな事を呟いていたな。」
あ.......記憶にないけど、聞かれたらマズイやつもあったんじゃ.....
「すっすいまs」
「どうだ?ココで働いてみないか?」
は?随分ストレートに来たね。もちろん働くけど。
「は、はい!是非!」
「ほ、本当か!ありがたい!」
余程うれしいんだね、ヒゲがピーンってなったよ。この人見た目怖いんだけど、体の至る所で感情が出てるんだよね~。可愛い
......それだけでは済まなかった。彼は次に.....抱きついてきた.......
「えっちょっ......?」
いやっ、ちょっと。アプローチもなく抱きつかないでよ...//////
「··········」
彼の懐の毛に私の顔がうずまる。柔らかい//////
でも、臭い。離れろ(キッパリ
「砦長?ちょっと?」
「······ワウッ!?いっいや違うんだ!忘れてくれっ!!!!」
じゃあ書類に書いてくるっ!と言って彼は部屋から飛び出していった。
私はその事を忘れられず固まっていた。
「あの人の勢いスゴかったな~······」
ふと我にかえり、思い出した。あ、
......コイツもドアをぶっ壊していったし.....
ドアカワイソス。