寝ちゃいました。
書き始めれば結構勢いつくんだけど、書き始めるまでが長い。中々やる気が....(なら書くな。)
私「うおっ!」
.....ビックリした。だって、起きたら目の前に獣人さんの顔面があるんだもの。
??「えっ、ちょっいや、そんなビックリしないで.....。」
無理だわ。
私「無理です!起きたら目の前に顔面ですよ!?そりゃビックリしますって!つーかあなた誰ですか!?」
??「あ、俺?酷いなぁ~。ダニエルだよ。」
あ、こないだドアぶっ壊したアイツか。
私「あっ、あの時ドア壊して帰ってった方ですか!」
ダニエル「いや、そんな覚え方されてたとは....(´·ω·`)ショボーン」
彼は自分がそうやって覚えられていたことに気がついてしょんぼりしている。
やっちまったなぁ私。
「嬢ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」
そう叫びながらキセルがドアを勢いよく開けて入ってきた。コイツらは公共の物を大切にしないのかよ....
キセル「お、起きたのか!ビックリしたじゃねぇか。寝てるにしては静かすぎて死んだのかと。」
私「勝手に殺さないでください。」
キセル「いや普通はもっと息する音がするもんだろ?」
私「“イビキ”かかない人だっていますよ!」
どうやらここの獣人さん達は全員イビキをかくらしい。となると....
夜、地獄じゃん.....
そんな心配を他所に隅っこでショボーンしてるダニエルにキセルが気付いた。私怒られるかな?
キセル「お前またかよ~いい加減寝てるヤツに顔面近付けるクセやめろって~」
常習犯だったのか!!可哀想だな~被害者。
ダニエル「だって、ついつい寝顔を見ると勝手に体が....」
私「ホントに犬ですね(笑)」
ダニエル「イヤァァァァァァァ/////////」
.....は?なんかダニエルが走り去ったんだけど....
キセル「お前....トリ長の次はダニエルか。乗り継ぐの早いな。」
私「え、どういう事ですか?」
キセル「はぁ?この世界にいるんだからそのくらい分かってるだろ?」
あ、どうしよ。異世界っていうのはマズイかな。適当に言っとこ。
私「いや、ど田舎から来たものですから....」
キセル「田舎にも限度があるだろ.....まぁいいや。教える、この世界では“犬らしい”って言うのは普通に誉め言葉なんだ。まぁ好意を表すような感じだ。」
私「そうなんですか!以後気を付けます!」
キセル「.....所でなんだが、俺にはそうやって言わないのか?」
oh.....スゴく目を輝かせて聞いてくるよ。言わないとダメ?っていうか直球に言ってくるんだな。
私「······」
キセル「······(チラッチラッ)」
仕方ない.....
私「キセルさん、大人な犬らしくて渋いです....」
キセル「·······」
あれっ?マズかったかな?
急にキセルが部屋のドアに向かって歩き出した。やらかしたな私。と、思ったのだが。
キセル「いよっしゃァァァァァァァァァ!!!!!!」
急に叫んで飛び出していった。その時に激しくドアを開けたお陰で、ドア様が散華した。
私「ドア様ぁ······」
そう、私はドア様のご冥福を祈った。
ドア様ぁ········