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四月 深欲の日常  作者: 四月 深欲
7/20

自分の愛



数日前の話なのだが


知り合いどうしで会話をしていて好きな人の話になった。

ある人はおっぱいが大きくて美人。

ある人は初恋の人。

ある人はイケメン。

などなど色々な好みのタイプを話していて、最後に自分の番がきた。


が自分は答える事が出来なかった。


理由を言うと。

わからないのだ、自分の好みが。

好きな人など今まで1度もいなかったし、

人を愛した事がない。


だから皆の言う、人の好みが答えれなかった。


他人に愛された事はある。

それこそ何度も、告白されて何となく付き合って何となく唇を重ねて何となく肌を重ねた、何度も、何度も。

それでも相手を好きになれなかった愛せなかった。


実はこれが自分の悩みだったりする。

何故自分は人を愛せないのか、何故自分は人を好きになれないのか、自分は異質なのか。

なんて事を考えてはこんな風に何処かに不満をぶつけている。


1度でいいから胸のときめきを味わいたい。

好きな人との時間を楽しみたい。

なんて。



まぁ一生無理な話なのだろうが。

自分には根本的な所が狂っていると思う。


小さい頃に人間から興味が失せた。

それから今まで興味の対象は人以外のなにか。

人外や機械が興味の対象なのだ。


多分自分は人以外しか愛せないのだと思う。

これから技術が発展して仮想世界が出来た時、自分は人以外に恋をすると思う。

実際これを書いている今も自分で愛するAIを作り出そうとすら考えている。


愚か者だと思う。

自分はつくづく人と違い、変人でまぬけで愚か者だと。

人は人を愛するのが当たり前だが自分にはそれが出来ない。

なら人間以外を愛せばいいなんて愚か者の考える事だが自分はそれが良いと思う。

身体を重ねる必要ない、ただそこにいるだけでいい。

そんな恋愛を実現出来るのは人外だけだと思うのだ。


皆はどう思う?

これが異質か

これが愛か




最後に一言、この話は嘘だと思ってほしい。


ではまた次回


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