番外編 ひこーきのきそちしき
かんたんなひこーきの説明です
今回は、飛行機の基礎的な解説を行いたいと思います。
文字ばかりではアレなので、早速絵を使って説明させていただきます。
まずは飛行機の基本的な機動について。
飛行機は、ピッチ、ロール、ヨーを組み合わせて空を飛びます。
まずピッチとは、機首の上下運動。
手で表すのならば、指先だけを上下に動かすとわかりやすいかと思います。
指先を上に持ち上げればピッチアップ。下げればピッチダウン。
次にロール。
手で表すと、手首を左右にねじる動き。
最後にヨー。
手で表すと、手のひらを地面に向けたまま指先を左右に動かす動き。
飛行機は基本的にこれらの動きを組み合わせて、空を自由自在に飛び回ります。
続いて、その動きを生み出すための動翼と呼ばれる装置等について。
①カナード翼
……以前にも簡単に説明させていただきましたが、一般的に主翼(一番大きな翼)の前に取り付けられるのがこのカナード翼です。機動性向上に効果があり、なによりかっこいい。
これがあるとステルス性が落ちるが、ブルストではアクティブステルスが実用化されているので問題なし。
どんどんカナードをつけよう!! かっこいいから!!
②垂直尾翼
……飛行機を直進させるためにとっても大事な翼。今どきの戦闘機はみんなこの垂直尾翼を二枚もつものが多い。FSとの戦闘でリョースケが被弾していたのもここ。
③主翼
……ごらんのとおり、一番でかい翼。ここに風を当てて、浮く力(揚力)を発生させて飛行機は空を飛ぶ。
④エンジンノズル(VTノズル)
……エンジンが発生させた莫大な推力(前に進む力)を吐き出すところ。戦闘機の中で一番熱を持ち、赤外線誘導ミサイルに狙われやすい。
VTノズルとは(vectored thrust ベクタードスラスト)の略であり、エンジンの推力そのものの吹き出す方向を変えて機動性を高めるためのもの。
リアルな戦闘機だと、F-22とか最近のフランカーとかに搭載されている。
⑤水平尾翼 エレベーター (テイルロン)
……飛行機の上下運動 (ピッチ) をつかさどる翼。でも、最近の戦闘機はこのエレベータで飛行機のロール機動の制御もおこなうことも多い。そういう場合、エレベーターとエルロンの役割を兼ね備えるテイルロンという呼び名になる。ややこしい。
⑥補助翼 エルロン (フラッペロン)
ロール機動を行うための動翼。また、低速時の揚力を増すための高揚力装置の役割を兼ねるものを、フラッペロンと呼ぶ。断じてスイーツではない。
⑦ラダー
……ヨーを行うための動翼。
エイルアンジェの場合は、これらの動翼によって機動を行います。
機体によって動翼レイアウトは変わるうえ、さらにややこしい呼び名の動翼も多々あるのですが、今回は簡単にこれだけの紹介をさせていただきます。
大空への夢を、異世界でもう一度!
今後も応援してくださると幸いです。
エイルアンジェは、作者が作成したオリジナル架空戦闘機で、挿絵はその3Dモデルになります。




