二男二女の兄妹が只々話す
ー登場人物ー
長男ー 長介20歳
長女ー 一花19歳
次男ー 進次17歳
次女ー 仁美15歳
進次「帰り道にコンビニ行ったんやけど、レジの子が可愛くて緊張したわ」
長介「何やねん進次。学校から帰って来た思ったら、急にまたしょうもないコト言うて」
進次「いや、ほんま情けないんやけど、その可愛い子に『レシートいりますか?』って言われて『っひひゃい』って変な声出てもうて。何なんやろうな」
長介「何なんやろうなって、美人やから緊張したんやろ?気に入られよ思って身体が硬くなって」
進次「別に気に入られようなんて思ってないやん。ただの客と店員やし、あんな可愛い子と付き合うとか考えてないし、ならどうでもいいハズやん。なのに何で緊張したんやろ?」
長介「めんどくさいやっちゃな~。じゃあ、あわよくば一発とか、どこかで期待してるからちゃうんか?」
一花「あー。そうかもしれんな~。あたしもイケメン店員がレジやってたら、やらしい目で見てもうてるしな」
長介「何や?!どこで聞いとってん?ってか、もっと姉ちゃんらしくまともなコト言えんのかお前は」
一花「アホなコト言うとるわ思って、そーっと近づきながら聞いとったわ」
進次「姉ちゃんはどう思う?エロいのは無しで」
一花「アホか?地球はエロで回ってるんやで?甘く見たらあかんで進次。でもまぁエロ抜きで考えるなら、反射的に好きと認識した相手の心の中にいいイメージで残りたいという気持ちのせいやろな~」
長介「俺はいいイメージで残れんかったと思ったら、次からはその美人のブスな部分とか欠点見つけ出して見下していくけどな!」
進次「つまり無意識のうちに、好きor嫌いや可能性を残したいorどうでもいいとか分けてるんか。。
僕が兄さんと姉さんを無意識のうちに尊敬or軽蔑で分けているように」
長介「いやいや、無視した上にめっちゃけなすやんけお前!!尊敬しろや俺も!お前をどんな手使っても一生下に見たるからな」
一花「そう、危険が迫った時に避ける反射神経と一緒やと姉さんは思うで。進次くん。それで君はどうしていくんや?」
進次「俺はどうしていく?」
一花「そや。悩むだけやったら誰でも出来るからなぁ。私の弟なんやから、そこから脱して欲しいわけやで。進次くん」
長介「一花は俺の妹なんやから、そんなにたいした女でもないと思うけどな!それともアレか?俺だけ腹違いか?!」
進次「姉さん!兄さんのように卑屈が服を着て歩いてるようになりたないから必死に考えるわ」
一花「ええで~進次。脳みそ使って自分なりに答え見つけや。正解も正義も人の数だけあるんやからなぁ」
進次「そう、僕はまだまだ未熟で何もかも足りなくて、こうやって脳みそ使っていっぱい考えんとダメな奴や」
一花「ほぅほぅ」
長介「よう分かっとるやんけ」
一花「黙れ兄やん」
進次「そんな僕が人を無意識に選別して、それで残した可能性から何かメリットを得ようとしてたなんておこがましい!せめて少しでも何かプラスなものを与えたい」
長介「お前も卑屈やんけ充分」
一花「これくらいは謙虚いうんや」
進次「本題に戻ると、僕は今日コンビニのレジの可愛い子とどうなっていれば、自分なりの正解やったんやろ?!」
一花「そうや。自分なりの自分だけの答えでええんやで」
進次「レシートいりますか?と言われたときに、ぎこちなくて変と思われても、微笑んで可愛い子の目を見て『イイです、ありがとう』とまるでイケメンのように振る舞えばよかったんや!」
長介「何でそうなんねん?!大丈夫かお前!?」
進次「僕はそれで勇気を与えることが出来るんや!この人何か変だけど一生懸命前向きに頑張ってんな~って!!」
一花「何にもない自分やけど、勇気は与えれる。か」
仁美「ただいま~!部活しんどかった~」
進次「仁美!!おかえり!」
仁美「帰りにいつものコンビニ寄ったら、今日レジやってたの卒業した先輩でさ~」
進次「・・・・・」
仁美「さっき男の子に『レシートいりますか?』って言ったら『っひゃいいいいい』って変な声出されてキモくて笑い堪えるの必死だったんだって~」
進次「・・・・・」
仁美「どうしたの進ちゃん??」
一花「今度はあたしが笑い堪えるの必死やわ」
長介「仁美お前もなかなかドSやんけ」
仁美「何なの??教えてよ~!」
終わり




