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超能力少年 『アキラ』  作者: BRAKE
第2章『ルールは平等』
9/22

流島 耕助との出会い

---僕、田中 輝は頭を整理していた





僕の友達、廣瀬 太一くんの

ピンチを自分の能力テレポーテーションで救えたと思ったら



山田くんの能力ルールによって

太一くんのお金が奪わてしまった



取り返す手段が、うかばない最中


突然、僕と同じクラスの流島 耕助くんが

割り込んできて


山田くんに向かって

"ジャンケンをしろ"と言い放った



という状況だ







山田くんは笑いながら言い返す



「へへへ!流島ぁ!お前はバカか?!」


「お前と何で俺がジャンケンをするんだよ?!へへ!」




流島くんが、それに対して言う



「お前、そこのメガネから金を奪っただろ?


俺には見えてたぜ」



「返してやれよ、それをよ」


「ただよ、山田、お前のことだからよ、絶対返さねぇよな?」


「だからよ、ジャンケンしようぜ。


俺が勝ったら返してやれよ」






山田くんがまた言い返す



「へへへ、流島ぁ、お前はほんとに

頭おかしいのか?!


俺がそんなことしてやる義理がどこにある?!」





流島くんがまた、山田くんに向かって

言った




「そうだな、こうしよう」



「山田、お前が勝ったら、お前がこんな風に奪ってきた金を、俺が倍に増やしてやるよ」


「その代わりよ、俺が勝ったら、逆にお前は奪ってきた金を全部返せよ、いいな?」




山田くんは笑いながら言い返す


「へへへ、そんなリスキーな勝負

俺がなぜしなきゃいけない?」




流島くんが言う


「だからよ、ジャンケンっつっても

ハンデやるよ」



「今から3回勝負するからよ、そのうちお前が1回でも勝てば、山田、お前の勝ちでいいぜ」


「俺が勝ちになるのは、3回全部俺が勝ったらでいいぜ」





山田くんは少し考えてから

話はじめた



「へへ、なるほどなぁ、それならありかもなぁ…」


「よし!ルールだ!」



「俺とお前がジャンケンで3回勝負する」


「1回でも勝てば俺の勝ち」


「お前は3回全部勝たなきゃダメ」



「負けた方がさっき言ってた分のお金を払う」



「へへ、これでいいんだな?流島ぁ」





流島くんが言う



「ああ、もちろんいいぜ」






この時、山田 慎太郎は考えていた



(へへへー!!こいつ本気でバカだろぉー!

よっぽどジャンケンに自信があるのかもしれねぇがよ!)


(俺が真っ向勝負するとでも思うのか〜?へへへ、こんなルールじゃあ、俺の土俵だなぁ〜、へへへ)



(流島ぁ、お前は俺の能力に気づいているのか、知らないが、俺が負けたところで金を払うとも限らないんだぜぇ〜?俺がルールの条件に当てはまったことがまだねぇしな〜、へへへ)



(ま、流島が負けたら、当然、廣瀬みたいに、俺の能力、強制執行ルールの餌食だけどなぁ〜、へへへへ!)



(ただ、こいつがなんで、俺がいろんな他人やつから金をむしりとってること知ってるのか気になるなぁ〜、ジャンケン勝負で俺が勝ったら、また、ルールをふっかけて、こいつが知ってること喋らせよう、へへへ)



流島くんが話す



「ほらよ、さっさとやるぞ」





「おい、田中 輝、それにメガネ、


俺にまかせろよ」



「心配いらねぇよ」






僕は、この時


根拠は何もなかったけれど



流島くんから

とてつもない安心感を感じていた






「流島くん…」




僕がそうつぶやくと









ついに、山田くんと流島くんの






2人のジャンケン勝負が始まった…





つづく

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