美少年 『川谷 庵』
---僕、田中 輝は
普通の高校生として
生活していた
しかし
ただ1つ、普通ではない所があった
それは、"超能力"を使えるということ
つい先日
僕は、トラブルに巻き込まれたけど
同級生の流島 耕助くんに
助けられ
平和な日常を取り戻していた
そして、この能力に気づいてから
約1ヶ月が経とうとしていた
---気になる…
僕は、山田くんとの一件があってから
同じクラスの人達をよく観察してしまう
ようになっていた
(彼は能力使いなのだろうか…
あの子は能力使いなのだろうか…)
同級生みんなが
能力使いに見えてしまう
ほとんどが僕の思い過ごしだろうと
思っているけれど
1人気になる生徒がいた
1-B組
彼の名前は
川谷 庵
彼は不思議な雰囲気を持っている
見た目は、とても肌が白い
中性的な美青年
クラスの女子にも密かに人気がある
その透き通るような肌は
男子の僕でも惚れ惚れするほど
彼はいつも涼しげな顔をしている
何があっても落ち着いているし
体育の時も汗ひとつかかずに
なんでもこなす
そう"汗ひとつかかずに"…
僕は、ある日どうしても気になって
放課後彼が何かの能力使いなのか
興味本位で後をつけてみることにした
太一くんは何かあったら巻き込むわけにも
いかないし、
流島くんは、こういうことには
興味がなさそうだ
1人でこっそり後をつけてみよう
僕はその涼しげな顔をした美少年を
まるで探偵の様に
追いかけることにした
つづく




