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獣人少女

いつも通りの時間に起きる。だがいつもと違うとこがある、それは隣に

美少女が寝ていることだ。彼女の名はリーシャ・フォーゼ

なぜか、突然自分は彼女と結婚したのだった。そしてこの異世界は

一夫多妻制なのだ。


隣でスヤスヤと寝息を立てる可愛い彼女をずっと見ていたい気持ちになるが、

彼女を起こさないようにそっとベットから起き上がる。

そしてドアへと向かい、近くに置いておいた竹刀袋を手に取る。

ドアをゆっくり開け、まだ寝ている彼女に対して


「おやすみ・・・」


と小声で言って静かにドアを閉めた。その後はいつもどおりの素振りをするため、宿屋を出たところで、さすがは大きな町ということもあって、まだ日も出てないような朝なのに街のとおりを行きかう人が多数見受けられた。


この周辺で素振りをしようと思いどこかいい場所はないかと探す。すると宿屋の裏を回ったところで小さな空き地を見つけた。そしていつもどおりのメニューをこなす。おそらく1時間近くたったので、そろそろリーシャが起きる頃だろうと判断し

いつもより少し早めに切り上げ宿屋の部屋に戻った。


「ただい・・・・」


そこまで言った時点で気づく、彼女の白い肌が惜しげもなく見えているのだ。

彼女の頬がすさまじい勢いで赤く染まるので、急いでドアを閉め

ドア越しに謝った。


「ご、ごめん!」


そしてそれから数分後ドアはゆっくりとぎぃという音を立てながら開いた。

そしてどうぞと言われたので部屋に入ると彼女はすでに着替えていた。

さっきの光景がどうしてもフラッシュバックし、いかんいかんと思って、

その思考を振り払う。そこで彼女が


「あの、気にしないでください鍵かけてなかった自分も悪いですし・・・」


と少し恥かしそうに言った。なんて健気なんだろう!正直自分にはもったいないくらい!と思う。といった感じで許しをくれた彼女に感謝しつつ。朝ごはんを食べるために二人で部屋を後にした。


ここの料理は宿泊代にも含まれていて中々あじつけで

このお値段なので良心的だと言えるだろう。

彼女と少し会話をしながら時計を確認すると、9時をすぎた頃なのでそろそろギルド会館も開いてるだろうと思い、外に出る。

さすがは町ということもあり、前いた村よりも人が多く溢れかえっていた。


「こんな人がいるなんてすごいです・・・!」


この町に初めて来たのは彼女も同じらしく感嘆の声を上げる。この町を訪れたのは昨日だがあまりに歩き疲れてたのであまり町のことについて覚えていない。

そしてそこからギルド会館を目指す。


あと数分までで到着といったところで何かを見つける。

目を凝らすと、それはまるで柴犬のような尖った耳をもつが毛並みは

水色で目は透き通るような青をしている、髪は後ろで縛っているが縛った先からは5cmぐらいの長さがある、ちょっと小さめな美少女だった。

あとおしりのとこには尻尾が出ている。

やばい、めっちゃモフモフしたい。


「へぇ~この世界にも獣人はいるんだな・・・見た感じ犬系の種族かな」


と感想を述べていると見ていた美少女の耳がピクッと動いた

そしてこちらを向き、下にうつ向きながらこっちに来る。

あれ!?まさか聞こえた!!??

と思って彼女は俺の前に来ると立ち止まった。


「私は犬などではない!誇り高き狼族だ!」


と此方を見上げる感じで言い張る。

なんか最近の女性は最初の出会いが毎回怒られてるような・・・

まぁ、そんなことはさておき、彼女はこちらに頬を膨らませながら

怒っているぞ!とアピールする、その姿が可愛くて、つい・・・


「お手!」


と言ってしまった。あ、これやべえええええ!

またなぐられるう!!

と思った瞬間に差し出していた左の手のひらに彼女は少し握った右手を乗せる。

おたがい少し呆然としていて自分がニヤァとすると

自分のしている状態も認識した彼女は

頬を染めながら、反対の手を握り締めた。次の瞬間自分は膝を床についていた。


腹部をすさまじい痛みが襲う

だが瞬間的に体に魔法で身体強化をかけておいたので

痛みが軽減されたはずだがそれでもかなり痛い。

隣で心配そうにこちらを見るリーシャだが。


「シンヤ君、彼女たちはそういうとことても気にするので

言っちゃだめですよ!」


と少し説教される。はい、すいませんと謝る。

その後は痛みがあるていど治まった時点で再度ギルド会館を目指すことにした。


ギルド会館につき中に入ってみると中は木造の内装でとても

おちついた雰囲気を醸し出している。

そして受付にいき話しかける。


「あの、すいません冒険者として登録したいのですが。」


というと受付の女性は冒険者の登録ですねと言って慣れた手つきで

書類を取り出す。その書類を受け取り各項目をチェックしていると、

ひとつの項目に引っかかる。

あなたのバトルジョブを教えて下さい。というものだ、

そういや自分ってバトルジョブなんだろうと思い悩んだ挙句きいてみると


「あぁ・・・それですね、ではこちらの水晶に手を載せてください」


と言われたので手を載せると水晶は徐々に色を変える。数秒もすれば元の色にもどった。そして水晶に文字が浮かび上がる【魔法剣士】と浮かび上がったのでそれを書き写し、彼女に提出した。

そして彼女は確認するようにその書類をすごい勢いで読んでいく。そして彼女の目はある一点で止まる。


「ええ!?魔法剣士!?魔法剣士なんて初めて見ました・・・!

あの、これ本当ですか!?」


といった感じで驚くが、さっきの言われたとおりにやったので

水晶が壊れてない限り本当だろう。

一応さっきの水晶の結果だと説明することでやっと信じてもらえた。

そしてその後彼女はいまだ信じきれない様子で


「まぁ・・・今日試験があるのでそれを受けてきて下さいね。試験開始は

13時30分で広場にて行われますので遅れないように、あと受かった場合は

登録料として銀貨2枚を持参してください。」


それに頷くと試験を受けれるカードをもらいギルド会館を後にした。


どうも8話目となります!昨日ヒロインとあんなことがあったのにいきなり

二人目のヒロインの登場となります!ちょっと主人公やばい気がしてきました!

誤字脱字等ありましたらぜひお願いします!

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