討伐
俺はリーシャの家に戻ると、リビングに座ってリーシャが台所に向ったので、リビングで今日の魔法の結果をまとめる。
いろいろ魔法のことに考えていると、妄想が止まらないので、俺はさっさと思考を切り上げた。
するとちょうどいいタイミングでリーシャの昼食が出来上がったので、一緒にいただくことにした。
そして、昼食を食べていると、外から悲鳴が聞こえた。
俺は竹刀を持って、いちはやく外に出ると悲鳴の聞こえたほうから女性が逃げてきている。
そして、女性を追うように現れたのが、武器を持ったいかつい男達だ。その顔ぶれには昨日見た男も含まれていた。
「気をつけてください…」
と言うので俺はあぁと頷いて、地面を思いっきり蹴って、やつとの距離が数メートルに近づいたので止まる。
男は俺に気づくと、ニタァと笑みを浮かべる。
「よぉ?兄ちゃん昨日はよくもやってくれたなァ…あのお嬢ちゃんは…まぁいいや、あとでたっぷりと可愛がってやるからよ」
と男はにたにたと笑みを浮かべる。その瞬間俺のなにかがぷつんと切れた。
俺は竹刀を構えると、リーダーらしき人物が一歩前に歩み出た。
「おまえが例のガキか…まだまだ子供じゃねえか…まぁいい楽に死ねるとは思うなよ」
とリーダーらしき人物が言っているが俺にとっては正直どうでもいいことだ。
「だまれ、雑魚風情に用はない」
と言い放つと、男は顔を真っ赤にしながらこちらに突っ込んでくる。
だが距離はまだあるのでやつがこちらに来るまではまだ時間がある。
俺はその間に今日使った火の魔法を使って竹刀に火を纏わせる。すると、突っ込んでくる男は顔を真っ青に変えた。
「お、おい!魔法使えるなんて聞いてないぞ!」
と言っているが、いまさら躊躇なんてしない。
俺は竹刀を水平切りすると、火は徐々に伸びていき、男達を火の海が包んだ。
男達は恐怖により慌てふためいていた。男達はしばらくすると火傷をしたりして気絶していた。
そして男達を縛り上げて、拘束した。