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自由と罪  作者: 藤木遊
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プロローグ【過去作サルベージ】

過去作サルベージになります。中学生時代のものなので、すごく恥ずかしいですが、供養に上げてます

プロローグ  暗闇にて

 

 青年は闇の中で自分の左腕を掴んだ。

 本来そこには、人が持つ温かみが感じられるはずだが、青年のそれからは温かみというべきものは感じられなかった。

 変わりにそこにあるのは、ARMアームと呼ばれる、鋼の義手の冷たい感触だけ。

 これは青年にとっては自由の証であり、そして罪の証でもある物だった・・・・・。

 そう、この腕は相棒からもらった自由の証と、相棒を守れなかった罪の証・・・・・。



 相棒の名をレイシス・アディーナと言った。当時は少女だった。そして、当時は自分もまだ少年だった。

 少年の記憶の始まりは闇のなかだった。正確に言うと地下牢の中だ。

 何故、自分が牢に入れられていたのかと言う理由はわからない。わかりたくもない。そんなことは。

 ただわかっていたことは、自分は異端者だったということ・・・・。

 生まれながらにして忌み嫌われ、物心つく前に牢に入れられた。ただ、そのことだけはわかった。

 十歳の時だっただろうか、初めて牢の外の世界と言うものを知り、人を知ったのは・・・。

 レイシスに牢から助け出され自由というものを知ったのは・・・・・。



 それからと言うものレイスは自分に生き方を教え、剣を教え、言葉を教え、そして自由と言うものを教えてくれた。

 自分にとって彼女は守るべき人であり、師であり、恩人であり、そして大切な人だった。

 だが、もう彼女は自分の傍にはいない。

 彼女の代わりに自分の傍に残ったものは、『彼女を守れなかった』と言う自責の念と、罪の意識だった。






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