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3-1. 店先にて
「はいよ!いつもの用土と液肥だよ!」
「いつもありがとうございます。」
店主は僕を出口まで導くと、袋を手渡してくれる。
「手を離すからね!気を付けなさいよ!」
「分かりました。」
荷物も受け取ったので感謝の意を述べてから店を後にしようとすると、店主に声を掛けられた。
「あんたもそんな怪我しちまって毎日苦労してんだろう。本当に遠慮はいらないんだよ。うちは1人ぐらい増えたって困らないんだから。」
その言葉に対していつもと同じ答えを返すと、僕は頭を横に振って微笑んだ。




