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        9 初戦 2

 マイク達はアンドロイド達に守られ圧倒的に有利な中で戦った。想定以上の報奨金を受け取った。

           9  初戦  2


 ありがたい事に敵は倒され収納されるのに、味方は射られても回復魔法で治療される。向こうからしたら理不尽極まりない事だがこちらに取ってはありがたい。

 12月の日の入りは早い。砦戦が始まって4時間も経たない内に敵の姿が分からなくなった。平野での戦いなら兵を引く選択もあるが

砦戦ではその選択がない。マイクのチームは2人づつ食事に入った。アンドロイドは離れられないのでトレーに入った食事を手渡されて、本館で食事した。仲間と交代した。仲間が戻るととっぷり夜がふけた。アンドロイドは巡回に行くと言って出掛けた。

 マイク達は柵から離れた。アンドロイドが巡回から帰ると、交代して睡眠を取る事になった。後の睡眠になったマイクは、アンドロイドに巡回の様子を聞いた。敵兵が梯子をかけて登ろうとしていたのを2回見つけ2回とも梯子も兵も収納したそうだ。敵が野営していたのでテントを焼き払い。出てきた兵隊共に魔法を放って数百人仕留めたそうだ。食料や武具、防具を奪ったそうだ。敵ながら気の毒になる。

 翌朝、戦いが始まる。敵は疲れているようだ。昨日よりも威力がない。敵将の掛け声が勇ましいが、アンドロイドに魔法で撃たれ収納された。敵軍は気落ちする。外壁にかかる梯子も少ない。ことごとく収納される。

 アンドロイドは時々敵陣に行き魔法を放ったり、食料や武具を奪う。東の国の救援は時々来るようだ。時々威力が上がる時がある。2日目も同じ様に過ぎた。3日4日と過ぎて行く。5日目に変化があった。敵の兵力の大幅増援だ。敵軍の意識も高く、武具も威力が高い。被弾する者が増え、アンドロイドもてんてこ舞いだ。外壁を乗り超える敵兵も出て、攻防になった。戦いらしい戦いになった。なんとか、夜までに、敵兵を収納して、回復魔法で味方に死者は出なかった。

 マイク達も疲れ切った。交代で食事を取り、交代で休んだ。アンドロイド達が食料や武具を取り上げ、テントを燃やしたので、6日

目は前と同じだ。6日目からは、夕方敵軍は引き上げた。9日目の夕方、敵兵が引き上げると、松明を掲げ、国に帰った。夜明けとともに橋は落とされた。

 10日目、朝食を取ると、支給品の返却と報奨金の受領だ。マイク達は全員提示額の倍以上受け取った。食料品は持ち帰り自由だったので出来るだけ持ち帰った。Cランクにアップした。10日一緒に過ごした仲間達と昼まで過ごした。だんだん人が減りもうここは自分達がいる場所ではないと判った。

 マイク達はお金もあり、男2人女2人のバランスのいいメンバーだ。驕りもせず、堅実に一つ一つこなした。Cランクとは言え実力で上がったわけではないと判っていた。噂で報奨で酒に走って身を崩したり、ランクアップで気を大きくして無理な依頼を受けて死んだ奴もいるそうだ。そんなある時メンバーの内男女2人が冒険者を辞めると言いだした。

「金も貯まったし、2人で店を持とうという話になって、店のあてもつけたんだ。」

マイクはもう一人の女性を見た。何か言いずらそうだ。マイクは、

「俺はソロでも、冒険者をやりたい。お金は今持ち過ぎだ。これは預かってくれ。」

残りの一人の女性に持ち金の9割渡した。俺は彼女が好きだ。だから危ない道は歩かせれない。

「私もあんたと冒険者やる。採集してればいい。」

翌日2人づつで別れた。

 メンバーの2人が店を持つから冒険者を辞めるといい出した。マイクはもう一人の女性に金を渡し、自分はソロで冒険者をすると言った。彼女は付いて行くという。

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