17 魔法教育
マイク達は魔法教育を行なった。全員をアンドロイド達の付与魔法を掛け続け、段階式のカリキュラムで1年で魔法取得と読み書き計算を教える。
17 魔法教育
マイク達は、7歳児を集め、マイクとマリアと担当アンドロイドで授業をした。生徒は20人だ。7歳児と8,9歳児の内教育を受けて居ないものだ。全員に付与魔法を与え、午前中読み書き計算、午後は日により魔法や芸術、体育や狩り、社会や理科が有り、週に1日狩りの日がある。全寮制で24時間365日、付与魔法が掛かり続け、そのため学習効果も上がる。個人別の段階評価で計算なら一桁の足し算引き算から幾何学、代数学までの100段階までが計算の目標になる。読み書きは非常に難しい。親達は字が読めない。字にも2種類有って、普通に喋っている言葉と西の国の言葉だ。両方話せ、読めて、書けないといけない。これも100段階まである。1年間で計算と読み書きが両方100段階を超えると更に1年ここで教育が受けられる。付与魔法の教育を1年受ければ、魔法が得られる可能性が高い。2年受ければ、複数個の魔法とアイテムボックスが保有出来る可能性が高い。3年受ければ、国の幹部に成れる可能性が高い。
魔法教育はマリエールの国でも試験的に行なわれている。しかし
マリエールの国では幹部の育成としての意味合いが強い。この国では急速な改革により、国情が落ち着かないのと人材不足だ。アンドロイド達が穴を埋めるがいつまでもアンドロイド任せではいけないと思う。
将来的には、行なう試験内容を明らかにして官吏採用試験で国を運営する者を決め、彼らに任せたい。ポイントは学科試験と小論文、面接と魔法だ。良質な魔法は能力、人柄、知性、人の役に立つという気持ちが強いほど持ちやすい。フィール、アイテムボックス
防衛魔法など10種類の魔法が挙げられる。とすれば魔法の取得の機会を与えなければならない。アンドロイドが面接すればテレパスで見抜くから、弾かれる者もいる。代わりの仕事も用意しなければならない。
マリエールは官吏採用試験の実施を発表して、将来的には官吏が中心になり国を運営して行く事になると要綱と共に開示した。これにより国民は誰でも官吏に成れる事になったが、学科試験と魔法用件は一般市民には厳しい。
マリエールは15歳の成人を期に女王となり、この国と東の国を併合して新国家を樹立した。西の国と北の国の圧力を跳ね除け西の国を従属させ、北の国の一部を割譲させて、強気の外交を取った。魔法教育は効果を挙げ年々官吏が採用される様になった。ラキウスは王配としてマリエールを支えた。
マイクの村は、人口300人を超えた。冒険者はひっきりなしにやって来て村には1000人を超える人がいる。耕作地も増え産業、事業も盛んだが、対冒険者の相手をする村民が多いし、冒険者となる村民が多い。マイクもマリアも共有アイテムボックスを取得して、アンドロイド達と同じアイテムボックスになり、ここに残る理由が揺らいだが、ここにいれば強く成る事が判って離れられない。村民の中で魔法を取得する者が増えた。様々な魔法を取得したが彼らの多くは冒険者だ。
村は発展する。300人を超えた。マイク達は共有アイテムボックスを取得した。冒険者達が押し寄せる。