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         16 魔法

 マイクとマリアは仕事を終えた。試してみると、待望の魔法が手に入った。

            16  魔法


 マイクとマリアが任務を終えて支給品を返し報奨金を受け取った。2人で小金貨200枚以上ある。ギルドカードに入金して貰い小銭だけ貰ってギルドを後にした。少し離れた広場で挑戦だ。先ずアイテムボックスだ。

「収納」

幸い2人とも小さなアイテムボックスがある。いろいろ試してみた。結果、マイクはアイテムボックスとウインドカッターとエアシールド、マリアはアイテムボックスとエアシールドとフィール。嬉しかった。念願の魔法だ。遂に手に入れた。

「おめでとうございます。」

突然声を掛けられた。突然でもないか。毎日一緒にいたのだから。

担当アンドロイドだ。

「ありがとうございます。あなたのおかげです。」

満更でもなさそうだ。

「マリエール様も心配してみえたのですが、事実50人中40人が魔法を手に入れました。残りの10人も手に入れ掛けています。40人中10人が2つ入手、4人が3つ入手。あなた方は最多取得です。担当アンドロイドは、未取得の10人や増える可能性の高い人々に声を掛けています。あなた達は4つ目が近いのでは無く、唯2人のアイテムボックスの取得者だからです。可能性として共有アイテムボックスを取得出来るかも知れません。共有アイテムボックスの利点とは、死んだり失ったりするとぶちまける事になる単独のアイテムボックスと違い、共有者に残るというメリットがあります。一応共有アイテムボックスも単独部分がありますが、相手に渡る時は全てが共有になり渡ります。お2人は関係も良くアイテムボックスが共有出来るのであればした方がいいと思います。経験済ですが、我々の共有アイテムボックスを使用していたのでそちらにも共有する可能性もあります。我々はあなた方を信頼してますので共有しても構いません。他の魔法は訓練で取得する可能性がありますしアイテムボックスも容量を大きくする可能性はありますが、共有に付いては、付与魔法以外は難しいです。取り敢えずあの村の責任者と担当として共有出来るまで一緒に働いて貰えれば手助け出来ます。」

マイクはマリアを見た。マリアはコックリ頷いた。

「宜しくお願いします。」

2人はまた、村で生活する事になった。

 マリエールは大喜びだ。

「付与魔法がこんなに効果あるなんて思わなかったわ。」

ラキウスは当然だという様に、

「当たり前の事だろ。」

2人は、この国での学校制度について話あい、その中での付与魔法について話合った。

 この国は急速に発展して教育の必要性が上がった。読み書き計算が出来る能力が必要なのだ。先ず王都に、7歳児に限定して学校を作った。アンドロイドを教師にして、付与魔法を掛ける。1年間で読み書き計算を最低取得させる。付与魔法を使って魔法も学ぶ。魔法を使えれば効率良く学習出来るが、魔法が切れると元に戻るのがネックだ。元に戻るもの、残るもの、魔法自体が身に着くもの。個人差もあるが、一般に、付与魔法の効果は子どもの方が大きい。

 2人はアンドロイドに共有アイテムボックスの取得のため、暫く村で働かないかと進められて了承する。

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