ED案:カレツバキ
本作品のヒロインの一人、ラルーチェをイメージして作ったEDになります。
疾風と同じような思いを胸にした彼女は、果たして彼の隣に立てるのか......
「第六話:友から見た関係性」の後くらいに読むとよいかもしれません。
朝日と目覚めた私の瞳と
夢を引きずるあなたの眼
もし見ていたのが私のならば
罪に染まった悪夢かな
許されるのなら抱きしめたい
あなたの笑顔を作りたい
けれどもあなたは拒むだろう
「私」を愛しているのだから
未来に続く無数のいばら
苦しみながら進む貴方を
硝子の外から見つめてる
共に進む覚悟はあるけど
あなたはそれを許さない
だけどだからこそ
私はあなたを愛してる
私の名前も色あせて
元居た世界もゴミとなる
それでも私を求めるあなたは
愚かでとても愛おしい
そろそろ寝なよと貴方に言った
そしたら不思議な眼をされた
私のセリフを覚えているのか
呆れたものだと喜んだ
未だ広がる無数のいばら
隣に立てたが払えない
前しか向かないあなたの横で
次なる道を探してる
安心してね
私はあなたから離れないから
百合は既に土へと還り
桜はずっと蕾のまんま
椿はとっくに枯れてるけれど
僕の隣で笑顔を作る
自然の摂理を外れたのなら
共に理想を追い求めたい
いばらはすべて私が払う
それが私の夢だから
前を見ているあなたの顔が
私に振り向くその日まで
一緒にいるよ
例え地獄の果てまでも
映像イメージで言うと、疾風の後ろを静かに歩くラルーチェを横から映した感じですね。
少し寂しくも、温かくもある感じです。




