登場人物紹介(ネタバレとその後あり)
番外編の前に、本編の人物紹介です。
本編後についても触れています。
また、学園の設定についても紹介しています。
登場人物とその後について、簡単に紹介します。
学年は、本編生徒総会のときのものです。
● アデラマリス・クレメラ公爵令嬢
本編主人公 三年生。長女。
淑女会代表、前生徒会副会長。
兄弟とともに剣技を学んでいる。
デュドリック王太子の妃となる。やがて慈しみの国母と国民から親しまれる。
● デュドリック・ルクミマス王子
アデラマリスの幼馴染であり恋人。三年生。
紳士会代表、前生徒会長。
文武両道の理想の王子だが、アデラマリスには激甘。
王太子、やがて王となって善政を敷く。
● ケイティ・サブリン男爵令嬢
二年生。もと平民。男爵家の庶子で一年前に引き取られる。
生徒総会でクレメラ公爵令嬢にいじめられていると主張、虚偽であると看破される。
総会後、淑女会会合に一回参加するが、失態をしでかしたため、その後の参加はなし。
卒業まで、イーサム、モーガンの二人と一緒に過ごし、イーサムと結婚する。
● イーサム・フェルミ子爵令息
二年生。三男。
座学の成績は悪くないが(学園内では最低だが)、一般常識も貴族の常識にも欠ける。
ケイティの言葉を信じ、モーガンと共に生徒総会で動議を提出する。
総会後も紳士会から相手にされず、卒業までケイティとモーガンの三人だけで孤立して過ごす。
卒業後、子爵領の小さな町の代官となる。
● モーガン・メルネス男爵令息
二年生。次男。
座学の成績は悪くないが(学園内では最低だが)、一般常識も貴族の常識にも欠ける。
ケイティの言葉を信じ、イーサムと共に生徒総会で動議を提出する。
紳士会から相手にされず、卒業までケイティとイーサムの三人だけで孤立して過ごす。
卒業後、男爵家の手伝いをして過ごす。
● ストファス・グレイ
三年生。生徒総会の司会を務める。平民。
成績は学園内でトップクラス。
デュドリックの昔からの友人で、アデラマリスとも仲が良い。
卒業後大学に進み、その後王宮の文官となり、やがて政治の中枢で活躍する。
● セルジナルド・ナバルコ公爵令息
二年生。次男。
公爵家嫡男である兄が、デュドリックの昔からの友人。
生徒会長。次期紳士会代表。
大学で学び、デュドリック王太子の片腕となる。
● クレオレッタ・バジオーラ侯爵令嬢
二年生。
生徒会副会長。次期淑女会代表。
アデラマリスを慕っている。
大学で学び、その後王宮に勤め、やがてアデラマリス王太子妃を支える文官となる。
公爵家次男と結婚するが、そのまま仕事を続ける。
● グレイス・ウィンゲート侯爵令嬢
三年生。アデラマリスの友人。
侯爵家に嫁ぐ。社交会の華として、流行の最先端をいく。
アデラマリスの社交のアドバイザー。
● イレーヌ・ジュアン伯爵令嬢
三年生。アデラマリスの友人。
子爵家に嫁ぐ。王宮に出仕し、アデラマリスを側で支える。
● エバ・サンテ
三年生。アデラマリスの友人。平民。
商人に嫁ぐ。夫とともに、国をまたぐ商会にまで発展させる。
ずっとアデラマリスの良き友人として交際を続ける。
● 王立学園
15歳から18歳くらいの子女が入る、王国で最難関の学校。
入学資格は貴族に限らない。学問に秀でていれば平民でも入学できる。
授業料は無料。基本、寮生活。生活に困らないように奨学金制度もある。
王国からの資金の他、貴族や富裕層、卒業生の寄付金が財源となっている。
卒業生は、政治家や官僚、事業家、大きな領地の領主など、国の中枢を支える職につくものが多い。一部、音楽家や画家やデザイナーなど、芸術的才能が世間で認められ熱狂的なファンがつく者もいる。
学園内では、貴族と平民の立場は平等。
卒業後の進路を踏まえ、上級貴族寄りの言動を求められる。
学園の組織外として、紳士会と淑女会が存在する。
それぞれ卒業生が後援しており、実質の権力は生徒会よりも大きい。
二年生の年越しの頃に代表が選ばれ、代表のもと、それぞれ学園の男子女子の上流階級としての教育に携わる。
もともとは、平民でも海外の貴族との交流で恥ずかしくないだけの常識を身につけようというコンセプト。
今は、王国の上流階級としての矜持を身につける場でもある。
平民だけでなく、貴族教育が行き届かない下級貴族にとっても、卒業後の立場のためにとても役立っている。
淑女会で固定のパートナーとなった先輩後輩を、周囲の人々が姉妹と呼ぶ習慣がある。姉は妹の生活全般に渡って細かく指導を行う。卒業まで続いた姉妹は、卒業後も変わらず姉妹として周りから認識される。
紳士会では同様に、兄弟となる。
ある意味、肉親の兄弟姉妹より強い絆となる。
読んでいただき、ありがとうございます。
ブックマーク登録、評価、嬉しいです。
ポイントが増えていくのが、とても励みになっています。
おひとつおひとつに感謝いたします。
番外編のひとつめを、本日夕方に投稿します。
学園の一年生女子たちの雑談です。