8/14
白骨死体1-2
白骨死体1-2
私は何度も確認、何回も夢の中で確認してから、五年生に担任だった先生へと描き上げた‘絵’を職員室で渡した。
「此処?。此処ね?」と先生は私を射抜くように目付きで見据えてから聞いて来た。私は目を先生と同じくらい鋭く尖らせてから無言で頷いた。
「教頭先生。前から出していた有給休暇」と先生が言い掛けた所で教頭先生は右手を付き出してから言葉を止めた。
「貴女の事情は知っています、私が教頭になる前の教え子でしたからね、私にも協力させてください。何度 あの時の事を悔やんだ事でしょう。概ねの事情は聞いてます。私も連れて行ってください」と教頭先生が言った。
「その件でしたら、私も行きますよ。私もその娘の事は良く知っていますから」と校長先生まで校長室から現れた。
「この辺りの山間に詳しい私が進めたばかりの事故、いえ、事件でしたから。必ずお力添え出来るはずです」と校長が言った。