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かえりたいひと  作者: かたかず
林間学校で
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林間学校で1-3

林間学校で1-3


無理して私を連れ出している。と私も解っていたから、我が儘言わずに近場のスーパーや複合量販店とかで我慢した。


公園も行くけど、お弁当をちゃんと作って行く。

運動公園とかが多いから恥ずかしくて友達には言えない。


皆 似たようなものだから、見掛けて声は掛けない。が暗黙のルールとかしていた。


複合小売店舗や商店街で気付かずバッタリ会う事もある、そういう時は触れないように会話しながら一緒にめぐったりする事もある。


こういう家庭の事情だったから、その怪談話しに出て来た人の‘帰りたい’気持ちが痛いほど解った。


その人の事を思いながら、悲しみながら私は寝た。

そしたら、不思議な事が起こった。

寝ているのに、夢だと気付いた夢があった。

私は私が寝ているこの小屋の部屋で過ごしている夢だった。


両親が夜遅くまで帰って来ず

待っているのに、寝る後ろめたさ。

「ただいま」と言ってあげたい気持ち。

色んな感情が私の中へと入って来た。


不思議と怖くなく、この部屋の持ち主なんだな。

夢の中で解った私だった。

私が持っている気持ちとこの部屋の持ち主の気持ちがまざりあい、私の中へと入っていく感じだった。


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