狭間の詩
狭間で読んでください。
水滴の昇る水滴の昇る水滴の昇る水滴の
枯れない花が枯れてゆき、
枯れない花が枯れてゆき、
tu、、、、、、、、、、、、、、、、
逆再生?
その落ちる、
枯れた花びらの向こう側で
小狐が、にんまり、笑う
人間みたいに人間の歯で
小狐が、にんまり、笑う
私はそれを薄目で見つめる
乾いた眼球は閉じなくて、それを金縛りのせいと言ってみる
私が私自身にかけたのだろう、この呪文。
あぁ、小狐が、尚更笑っている
その子の周りで、枯れない花が枯れてゆく
池に落ちた雨水の水滴が昇り、
37枚
枯葉が空間を上下に動く
落ちて、昇って、落ちて、昇って
これは夢なのか、現実なのか?
ただ分かることは
小狐が、笑っている
人間の歯で、笑っている
紫色の視界が訪れ
うねりのあるうねりが始まり
その真ん中で、
小狐が、笑っている
昔こんな絵見たことある
すべて、すべて、
禍々しく、
白い歯の、うねり、
紫の、 にんまりの、 笑う、
にんまり、 (夢か現実か)
(夢か現実か)
小狐、 の、にんまり、
にんまり、
笑って、電柱の後ろや桜の花の裏側に隠れて私を狙うのです
きっと、
花が散るのを、春が弱まると表す詩人を、きっと、私はきっと、好きになれない
桃色の月光が降る夜なんて
狐が化かすに決まっているから
こんにちは、コーノです。お久しぶりです。スランプでもなんでもないのに投稿が遅れました。何故だ……。




