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クロネコノト  作者: 三原ノト
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002

誰だお前っ

お前なんかイイ匂いがするな。

よし、弟子にしてやる。

お前は私のだ。忘れないように臭いをつけてやる。

誰だお前達っ

「黒猫だわ。黒猫よっ」

「魔女が黒猫とか当たり前過だろ?」

煩い煩いっ

あーそこそこ。気持ちイイー。

お前たちもマトメて弟子にしてやるぞ。

ツグミーごはんまだー?

「ちよっと待ってな。誰かノトにご飯やつてくれ。」

お?何だ?お前も私にご飯をくれるのか?

お前イイ奴だな。

ご飯食べ終わったら撫でてもいいぞ?

いや今はちょっと

食事中だから。

うわっ気持ちイイからまあいいや。


はーはー

疲れた。もう遊ぶのオシマイ。

寝る。

邪魔したら怒るから。


ツグミ

どうした?

寝てるのか?元気だせ?

仕方ないな。私が傍にいてやるからな。

本当にリオはもう。

あーうん。

ツグミに撫でられるのは気持ちイイなぁ。

私も寝るけど心配するな。

傍にいてやるからな。


んーっ

厭きたな。

ツグミ元気出たか?遊ぶか?遊んでやろうか?

誰だお前。何だ弟子か。

ツグミは寝てるから邪魔するな。代わりに私が遊んでやるから。

うひゃあ

あまりグニグニするなっ

何だ。何処へ連れていくつもりだっ。

ツグミの傍に居てやらないとダメなんだぞ。

ああでもどうしても遊びたいってなら遊んでやる。


ふぅ

座っている弟子がいるな。

お前の膝の上で寝てやる。

ちょっと足場が悪いな。

ここをこう踏んで。

遊び過ぎて自慢の黒髪が乱れてるわ。

うわっ

動くなっ。

「ノトちょっと重くなった?」

失礼なっ


ツグミーっ

元気出たんか?

撫でてもイイぞ?ほら。ほらっ

んー

ツグミ好きー

もう本当にツグミは

私がいないとダメな奴なんだなー。


誰もいない家の中は静かでイイなぁ。

ねぇ誰かいないの?

ウラニワで狩りが出来るかな。

冷たいお水無いかな。

お日様気持ちいいなぁ。

ツグミーっおかえりーっ。

また弟子連れてきたの?

ツグミご飯まだー?

遊んでやってもいいぞ?遊んでやろうか?

今日も楽しかった。

もっと遊びたいけど

また明日。


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