表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/14

漫画から小説を書くことと小説から漫画を描くこと

引越しの準備をしていて、子供の頃に漫画や絵を書いたノートがうん十冊発掘されました。

これまで引越しするたびに何割かずつ処分してきたいわゆる黒歴史ノートですが、今回も処分せざるを得ない状況で。

昔考えていたネタを読み漁るという片付け終わらないあるあるの行動を取っていたわけなんですが。


滅茶苦茶拙いながらに完結まで書いた小説とか漫画が出てきまして、やっぱり完結まで書いたものはそれなりに気に入っている内容だったりして。

今書いたらどうなるのかなって思ってリメイクしてみたくなったりして。

それはまぁ、また折を見てやってみることにしたのですが。


それとは別に、ふと考えたのです。


漫画のノベライズと小説のコミカライズについて。

昨今では珍しくもないことなのですが、わたしの場合は一次創作の、所謂セルフコミカライズ・ノベライズです。


そもそもの話、わたしが小説を書きはじめた一番の動機は、漫画を描くためでした。

ひとりで漫画を描くには膨大な時間がかかります。

背景真っ白にしたり、クオリティに拘らなければいくらでも時間短縮はできるのですが、大変残念なことに、わたしは実力に見合わない完璧主義者でした。

理想がものすごく高くて、自分の実力では全く再現できないレベルの、高度な画力が必要なものを描きたかったのです。


まずは絵の練習をしなければ、と当時のわたしは思いました。

しかしながら、またしても残念なことに、わたしは大変トリ頭でした。

手を洗いながら「あ、これやろう」と思ったことを、手を拭いているときには忘れてるレベルで最悪でした。

ですから、とりあえず漫画を描く前にストーリーをアウトプットして残しておかなければと考えました。

そこで思いついたのが小説でした。


とりあえず漫画に書きたい内容を文字にして書き起こす。

画面に収めたい背景や物の動き、キャラクターの台詞から仕草、表情まで、事細かに書き出していきました。

そしてふと思ったのです。



「アレ? ここまで書いちゃったなら小説でいいんじゃね?」と。



ここまで読んでからわたしの古い作品を読んでみると、今回のエッセイに書いてあることがよくわかるんじゃないかなと思います。

もうこれでもかというほど、うざいくらいくどくどと登場人物の仕草やらどうでもいい風景描写が書いてあるのです。

小説として投稿する前に要らない部分は削ったのですが、そのうえであの状態です。


去年まで本当にそういう状態で。

しばらく事情があって小説を書けなくて、今年になってから久しぶりに短編〜連載を書いたのですが、かなりスッキリした文章になったと自分では思っています。


ちょっと話が脱線しましたが、漫画を描くために小説を書いている人ってわりと多いんじゃないかなって思ったりして。

わたしの場合は、上で述べた通り事細かに情報を書き留めたわけですが、先日、別の方の作品でコミカライズを見越して書いたという作品を読みました。

開いて見てびっくりしました。

その小説は所謂台本形式だったのです。

最低限の情報と台詞だけが並んでいるタイプのものです。


ああ、こういう書き方もあるんだなぁと。

わたしは事細かに書かないと全部忘れてしまうのでこの方式は無理なのですが、コミカライズ前提ならこういうやり方もアリなんだなぁと、目から鱗みたいな。

そんな衝撃を(ものすごい今更感ですが)受けたのでした。


コミカライズ系の公募はエブリスタでのイベントや、小説家になろうだとTSUTAYA×リンダ大賞が最近はじまりました。

自分の考えた物語をできれば漫画にしたいけど、自分では描けないから小説を書いているという作者さんって実は結構いるんじゃないかと思っていて、そういう作者さんにもチャンスが増えて良い世の中になったなぁ、なんて思いました。




相変わらずの乱文ですが、今回はここまで


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ