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短編から連載を書くこと

最近になって短編小説を書くようになったんだけど、短編で書いたものを後に連載で書くことについて考えました。


少し前に完結した「花嫁は叶わぬ恋をする」は、その直前に書いた短編のその後を書いたものでした。

短編を投稿した後にあれこれ妄想していて、無性に書きたくなって続きを書きました。


短編から連載を書く場合のこのタイプは少女漫画なんかで多く見られるやり方のようなイメージです。

キャラクターや雰囲気が気に入って(或いは人気が出て)その物語の続きを書きたい(読みたい)という気持ちから書かれたものみたいな。


一方で今、もうひとつ別のケースで短編から連載を書くことを考えています。

先日書いた「PERFECT HUMAN」という短編なんだけど、文字数の少なさから設定やヒロインの描写が物足りないだとか、できれば連載で読んでみたいという感想をいただきました。


それで考えたのだけど、短編から連載を書くにしても、読む人が求めるものはいろいろあるわけで。

例えば今回の場合、


・短編の内容を丁寧に描く連載

・短編のその後のストーリーを描く連載

・短編の過去から未来までを描く連載

・短編の設定を使った別のストーリーを描く連載


この4パターンを考えました。


最初に書いたとおり、前回は単純にその後のストーリーを書きました。

続きを書きたくなったということもあるけど、ジャンルや想定される読者層が「女性向けの恋愛もの」だったということもあったのだと思います。

少女漫画だと読み切りから連載になるパターンはこのタイプが多い印象で、それは小説でも変わらないような。

恋愛ものなんかだと単純にそのお話の続きが読みたい人が多いような気がして。


でも、ジャンルや想定される読者層が違うと求められるものも変わってきますよね。


少年漫画で読み切りから連載になった作品を考えてみると、どれも読み切り版から根本的な設定や世界観は引き継いでいるのだけど、連載用に設定を練り直し、場合によっては登場人物も変わっていることが多い気がします。

その場合描かれるのは、短編のときとは全く違うストーリーなわけで。


今回二度目の短編からの連載をやってみようかと考えたものの、読者目線になったときどのパターンが読みたいかなって考えながら頭を悩ませています。


描写不足なら短編から遡って世界設定やヒロインとのエピソードを丁寧に書くべきなのか。

先の話を書くべきなのか。

それとも少年漫画のように、設定だけを引き継いで連載向けの別のストーリーを書くべきなのか。


お話を一から作るときよりもいろいろ考えている気がします。


とても難しい、悩ましいです。

書きたいものを書けばいいのかもしれませんが、せっかくなら連載で書いて欲しいと言ってくれた人に読んで楽しんでもらえるようなものが書きたいのです。


一番長くなってしまうけど、過去から未来までを書くのが一番良いのかなぁとか。

長編連載は危険なんだと言い聞かせながら頭を悩ませているのでした。


わたしの場合はそもそも短編のほうがほとんど読まれていないので短編の内容も含めて丁寧に書き直すパターンが一番な気がするけど、わりとよく見る短編で日間上位にランクインして読者さんから熱烈に支持されて連載を書く作者さんたちは求められるものを上手に選んで書くのが大変そうだなぁと思いました。

本編でも勿論だけど、こういうところでも才能の違いが出るのかも_(:3」∠)_

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