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お約束で終わりましょう

こんにちは!とりあえず終わりです!

いろいろ適当すぎてごめんなさい・・

真っ白な空間、ただ壁はある....感じがする


何処だ此処は、いったい何が起こってるんだ


『君の悩みに答えてあげようか』


何処からとも無く、声が聞こえてきた。


『いったい、どこから喋ってるんだ姿を見せろよ!』


『君はどんな姿が好みだい? 女、男、幼女、お姉さん、おじさん、動物...他にも何でもいいよ』


これは、試されているのか...でも何を試している

ほんとに好きなジャンルで行くべきなのか


さっきの少女、結構タイプだったんだけどな


『心得た、その姿でいこう』


『待て!まだ何も喋ってないぞ どういう事だ!』


【わかるんだよ、そういう存在だから】


頭の中で声が響いた。


人の気配を感じ、後ろを振り向くと膝枕をしていた少女が目の前にいた。


『さっきの...君は誰?と言うべきなのか、さっきとは別の人なのかどっちなんだ』


少女は笑顔で答えた。


『フフ..答えを言うと別人、でもこの子は存在しないから今居る私が本物』


何を言ってるんだ、わけがわからない


【そうだろうね、わかる分けないよね】

また、頭の中で響いた。


『さて、話が進まないのでそろそろ進めていくよ』

『私の名前はシャサク、正直に言うと君も君の世界も失敗作だ』


『いったい何を言っているんだ、失敗?神か何かなのか、あんたは』


腕を組み左右を行ったり来たりするシャサク


『厳密に言うと神より偉いよ』

『君達が神に祈ったとする、神がその願いを叶えると思っているだろ?』


『残念、その神を動かすのが僕であり、私だからね』


『神以外にも、君の友達や家族、世界、自然の流れや勿論、君自信も』

『動かす事が出来るんだよ』


スケールがでか過ぎて、着いていけない


『じゃあ、さっき言ってた失敗作ってのはどういう事なんだ』


気がつけば、シャサクは後ろに居た。


『君、いろんな記憶があるだろ?』


耳元で囁かれた、その言葉に今までの記憶がフラッシュバックした。

『そう、その記憶達だよ』


『その記憶と呼ばれている物は、言ってしまえば僕が君に用意した構成だよ』

『どういう生い立ちで、どういう生活をして、どういう終わりを迎える』


シャサクの言葉に膝から崩れ落ちた。


『他の人がここに居ないのは、君が主人公だからだよ?わかるかな』


待て、それじゃあ俺は物語のキャラクターであって

実際には存在しないつまり生きていないって事なのか・・




【ご名答】




目の前にニヤニヤ笑う少女に恐怖を覚えながらも、立ち上がり

踏み込み殴りかかった


あっけなくかわされ、そのまま倒れこんだ。


『さて、君とのお話も、もうお仕舞いだ』

『この世界ごと、終わらせる』


地面に手をつき、必死に涙をこらえ


『俺は、主人公でもなければ、脇役でも無い....俺は俺だ!』

『お前が、どんな存在だろうと俺は、俺の意思で生きてみせる』


地面に落ちた一滴の涙が波紋の様に広がり

空間に亀裂が入り出した。


『おいおい、こんな展開望んでないんだよ』

『出来ませんでしたで、あっさり幕引きなんだよ!!』

『これからに、期待みたいなエンディングは要らないんだよ!』


立ち上がり、シャサクに手をかざす


『お前が一番いらないんだよ』


手から出た光の刃がシャサクを貫き、シャサクの身体は徐々に捩れ、小さくなっていく


『バカな、俺は私は僕は、この世界の創設者、創造主、製作者、作者』

『物語が勝手に、独りでに動き出すなんて』

『そんな、そんな...バカな事があってたまるk....』


全てを言い切る前に、光に包まれた。

これ、お決まりなんだよな アニメや漫画じゃ....







夢の中で声が聞こえる....おっさんの声だ...女の子がいいな...


『灰土!起きろ! こら!』


痛て!


俺は寝ていたのか


『先生、教科書で殴らなくてもいいじゃないか!』

『バカ、何度起こしたと思ってるんだ』


『灰土、ここはベットじゃないぞ』

隣の男子が茶化してきた。


教室で笑いが、起こったが好きな子にも笑われてるのは恥ずかしいな....



『じゃあ、寝てスッキリした灰土くん、歴史の授業だ』

『これ、答えてみろ』


黒板を指差す先生

だが、問題は誰でもわかる常識問題だった。


『アトランティスでの神族と魔族の戦争は一年前まで、行われていましたが終戦を迎え』

『日本に住む、亜人族の抗議デモも終息を迎えました。』

『終息に向かった原因として、終戦の影響もありますが、魔法部隊の隊長を務めた、亞双大臣が力を見せ付けたのが原因とも言われています。』


『よし、よく出来た、お前も初歩魔法だけじゃなく、中級ぐらい使えるようになれよ』

『は~い』


俺の名前は、灰土ショウ 何処にでもいる普通の高校二年生だ!

いつも通り通学して、いつも通り授業を受けて、いつも通り帰ってゴロゴロする。


何か面白い事起きないかなぁ....



【やっぱりこういうお約束がいいのかな? 次のストーリー考えるかな】





最後まで読んでいただきありがとうございました!


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