セカイ【２００文字】

　現実世界はくだらないと称しているからだろうか？

　どうも僕は風景画などの『実際にあるもの』を描くことが苦手だ

　創造画みたいに『存在しないもの』を描くほうが好きだし得意だ

　周りからは後者のほうが難しいと言われるが、これは個人の得手不得手だから仕方ない

　だから、時々こうやって現実世界から目をそらして創作の海へと飛び込むのだ

　不思議な話だ

　現実世界に存在する文字で、それとはまったく別の世界をつくることができるのだから