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魔眼の使徒  作者: vata
第三章 ドリームウォーカー
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夢 第二夜

「うう…ぐす……」

「あら、こんな所にいたのね…またお爺さまにしごかれたのね?」

「お姉ちゃん…僕もう嫌だよ…僕には才能がないんだ…」


 泣きじゃくる自分を、姉はそっと抱きしめてくれた


「そんな事は無いわ…あなたは戦う事が苦手でも毎日こうやって努力しているじゃない?強い男の子はかっこいいわよ」

「でも僕戦うのがどうしても怖いんだ」

「そうね…あなたは優しいものね…」


 そう言って、姉さんは花が咲いたような笑顔向けた。


「じゃあ…あなたの好きな人守る為に戦うのはどう?あなたの大事にしているカブトムシのリッキーや、猫のにゃん太郎がいじめられていたら……あなたはどうする?」

「かわいそうだから守ってあげたいけど、リッキーは飛んで逃げれるし、にゃん太郎もすばしっこいから大丈夫だよ」


「そうね…じゃあもし私が悪い人に捕まってしまったら……あなたは私を助けてくれる?」

「お姉ちゃんが?…そんなのだめだよ!怖いけど…僕が悪い奴らをやっつける!」

「うふふ…うれしいわ」


 姉は笑顔の似合う、美しい人だった

そんな姉が笑わなくなったなくなったのはいつからだろうか?

きっと、姉があの魔眼に目覚めたからだ……

姉さんきっと俺があなたを守ってみせる!!


『美しい姉弟愛ね……でも、なんというか……あなたは少しシスコンの度合いが強い様な気がするわね…』

「えっ?」


そこには、白いワンピースを着た白い髪の少女がいた


「だれ?」

『えっ?見えてる?』


その瞬間、世界に亀裂が入り崩壊を始めた。







「お姉ちゃん!!」


 西園寺は飛び起きた……何か懐かしい夢を見た様な気がする……最後の方は朧げだが……


「あの白い女は何なんや……」





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