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魔眼の使徒  作者: vata
第二章 暗き森の魔女
153/240

魔剣の記憶


寂しい……




 心の奥底で生まれた最初の感情はそれだった。

森での生活は決して楽しいものではなかった

苦しい事、悲しい事、辛い事……

涙を流す夜も沢山あった…勉強の為に家の中の膨大な量の本を読んだ。

その中で語られる「家族」や「友達」そして「恋人」とは何なのだろうか?ネアトは私の親じゃ無いと言っていた…じゃあ私の親はどこ?私には家族はいないの?暗い気持ちが心の中に広がった…

でもそれ以上にネアトリーシェから注がれた愛情は彼女の気持ちをまっすぐに育てていた…だからこの気持ちは良く無いものだ…心の奥に封じる様に押し込めた。





悲しい…





 「友達」とは何だろうか?私はネアトしか知らない。

森の中には他に誰もいない…

授業が休みの日、部屋でごっこ遊びをする。

この枕が友達のエミリーこの椅子が友達のエリックこの手鏡が友達のエリザベス……今日はみんなでお茶会よ………

私は楽しくて笑うけど…エミリーもエリックもエリザベスも笑わないし動かない…それ以前に人ですら無い……自然と涙がこぼれ落ちていた。

友達……多分私には一生出来ないものなんだと思っていた。

 ある日ネアトと出かけた村でミネルヴァという女の子と友達になった!嬉しい…ベオウルフというオマケもついて来たが…こいつは態度が気に入らないから友達にはなってやらない。

でもこいつは弱いから手加減してやらないと直ぐに死んでしまう…そうするとミネルヴァが悲しむから…仕方なく守ってやる。

みんな弱いから守ってやらないといけない…心配だ。

でも私は強いから誰も心配してくれない。

いつも他の子ばかりをみんな心配する…仕方がない…みんな弱いから仕方がない…でも…たまには私の事も心配してほしい。

それが少しだけ悲しかった。





悔しい……






 ある日カミュという人間の男の子と友達になった。

カミュは優しい男の子だ…同じ男でもベオウルフとは全く違う…

多分私はカミュが好きなんだと思う。

だからカミュが奴隷なのが許せなかった。

 必死にネアトを説得してカミュを奴隷から解放する為に薬を作り続けた…思ったよりも順調でカミュを奴隷から解放できるかもしれない…そう思うと嬉しくなった。

カミュは申し訳ないばっかり言うけど…でも何もしていないカミュが奴隷だなんて理不尽だもの!




 ある日ネアトが居なくなった。

素材を売りに行ったのかな?…今まで黙って行く事は無かったのに…私がカミュの事ばかり話すから嫌なったのかな?

思えばカミュと自分の境遇を重ねていたのかもしれない。

 そう思っていたのも束の間…戦争が始まりカミュも戦いに行かなければ行かなくなった…私には止めることが出来ない…それが悔しくて悲しい。

 戦場に赴いた彼を助けるために必死でゴーレムを作り続けたが戦いは終わる事はなかった……こんなに頑張っているのに…

自分では何の助けにもならないのだろうか…?そう思うと胸の中に焦燥感が広がった。

マトリーシェは思考を四つに分ける事にした…基本的な自分、話し相手になる自分、冷静に分析する自分、そして負の感情を管理する【私】……感情を司る【私】には人格は与えられなかった…【私】はひたすらにマイナス感情を集める為に生み出された存在だった。






嫉妬





 必要な素材を買い求めミネルヴァの住む村にやって来た……彼女と適度に会話をして帰路に着いた……その途中で幼い女の子を連れた母親とすれ違った。

二人は仲良く手を繋ぎ,楽しそうに村へと帰ってゆく……

かつて自分もネアトと共に森から帰る時そんな風に帰っていただろうか…?

互いに荷物を抱え長い道のりを黙々と歩く……そんな過去しか思い出せなかった……

もちろん家に着いた後は褒めて貰えた…でも一般的な子供に比べて親子の触れ合いと呼べる物は圧倒的に不足していた……


「いいな……」


 そんな言葉が口からこぼれていた。


 ある日、ミネルヴァがベオウルフと一緒にやってきた。

二人はこれ見よがしにマトリーシェの目の前にイチャイチャ……いや、仲良くして…私への当てつけだろうか?

 違うそうじゃない二人は彼女を心配して来てくれている……

でもなぜ私はいつも一人なのだろう?彼女にはいつも最愛の人が側に居るのに……

友達と認めた筈の彼女に対してこんな感情抱くなんて……私は最低だ。

マトリーシェはそう感じていた。

こんな感情は心の奥の【私】に任せてやるべき事をやればいい……全てはカミュの為に……





孤独




 私のしている事は本当にカミュの為になるのだろうか?

カミュはなぜ帰ってこないのだろうか?無事なのだろうか?手紙はくれるけど…会いたい…声が聞きたい…触れ合いたい…でも私のそばには誰もいない。

マトリーシェは常に孤独を感じていた。

気がつけばミネルヴァとベオウルフの鱗から錬金した卵に話しかける毎日だった。

ネアトもどこに行ったんだろう?


 新しいゴーレムとレイヴンへの罠の鎧に並列意志である人格アルファとベータを付与をした。

これは戦争を終わらせる為の重要な布石だ…確実性を増すために私の分割した人格をこのゴーレムと鎧に付与した。

 距離が開くため、精神的な繋がりと連絡手段が確立出来なかったが馬鹿みたいな膨大な魔力で無理矢理連絡ができるような状態を確立した……

しかし【私】は常に三人と繋がっている…【私】が彼女達の感情そのものだからだ…三人からは常に不安が感じられる……大丈夫…その気持ちも【私】が全て引き受けるから。





疑心






 突然カミュが帰ってきた……嬉しい。

お互いを思う気持ちは本物である事を再確認した……そしてついに二人で一夜を共にした…この先意識を共有するのは野暮だな……【私】は意識の接続を切った。

 並列意志達が連絡をとってきたが本体はそれどころではなかったので感情を管理する【私】が代わりに取り次ぐ形となった。

とは言っても意思疎通はできなかったが、彼女達の現状を把握する事は出来た。

やはりレイヴンが怪しい行動を見せている…あの鎧を横流しして私のゴーレムにぶつけるなんて……やはりあいつは信用にならない。

それと……カミュの態度に違和感を覚えた……マトリーシェは気づいて居ない様だが、感情である私には敏感に感じ取ることが出来た。

何だろう?何かを知ってしまったがそれを私に伝えるかどうか悩んでいる様子だ……何を隠しているの?

 アルファとベータと連絡が取れなくなった…互いに戦闘に突入し、合流するとの報告を受けたが……それ以降は感情の動きで追跡はしているので生存はしているようだ。

二人からは「焦り」「恐怖」「安らぎ」「父親」焦燥感と安心の感情がごちゃ混ぜになって強く伝わってくる。

 再びカミュが戦場に戻る日がやってきてしまった……結局、何も言ってくれなかった。

カミュは再びここに戻ってくると約束をしてくれたが……言いようもない不安を感じる。

 二人が結ばれた夜、【私】が意識をカットしている時に彼は「真名」を告げた……そしてマトリーシェは「秘密」を教えてしまった……全くなんて事を…そもそも彼は「騎士が名を捧げる」意味を理解しているのだろうか?愛情を感じている反面…僅かな不安も感じていた……何も起こらなければ良いが………

 

 しかし不安は的中した。

暫くして森に傭兵たちが押し寄せてきた……魔猫を連れて………

カミュに裏切られた?いや…彼がそんな事を…でも…

彼への疑惑…彼を信じられない自分への疑心…彼に会えなくなると言う絶望……

マトリーシェから流れてくる「絶望」「疑念」「死への恐怖」それは凄まじいものだった。

目の前に現れたカミュに疑念が確信に変わった……

何故こんな事を?

その質問には刃で返された。





憎悪〜喪失






 死の瞬間すべてを呪った。

こんな辛い思いをするなら生まれなければよかった

何故、【私】ばかりがこんな目にあうのか

何故、【私】がこんな役目を背負わなければならないのか?

自分以外のモノを全て恨み、呪った…

「死」を知覚した瞬間、【私】はマトリーシェから強制的に切り離され、アルファとガンマに紐付けられた……それ以降マトリーシェからと意識を繋げる事は出来なくなった。

彼女達の元で情報を再構築する。

彼女達は「父親」とも呼べる存在と出会った……「妹」とも出会いカミュとの関係もカリナによって理解できた……きっとあの時カミュが私に告げようとしたのは「妹」の事だったと理解した。

既知である商人との再会で我々は情報交換を行なった……そこで本体が魔界全土にに宣戦布告したと知った……ありえない……





希望…





 この数日間、あの森では経験できなかった沢山の事が怒涛の様に押し寄せてきた,

アルファとベータは人としての成長を迎えた……紐付けられている私も成長した。

まさか妹を守るために命をかける事になろうとは……しかし悪い気はしなかった……

窮地に立たされた戦闘の中で皆で一振りの剣を作り上げた。

私も何か力になりたくて……私の「核」をその剣に設定した。

 「父親」を失ったが私たちはカミュと再会し,全てはレイヴンによる陰謀だと知った。

その後のマトリーシェに起こった真実も聞かされ、彼と共にマトリーシェの奪回に加わる事にした。

 レイヴンが襲撃してきた際にはネアトと再会することも出来た……

良かった…私たちは見捨てられた訳では無かった…

ただマトリーシェはネアトが帰ってきた事を知らないままだ……助け出さないと……


 戦いは苛烈を極めた中、私達を守る為にこの剣を守護していた「父親」の守護が具現化した…光の奔流の中に消えていく「父親」をみて私達は計り知れない喪失感を感じた。

 【私】の中に蓄積された負の感情が限界を超えた……全ての怒りのエネルギーが「魔剣」という形で姉妹達から分離する事で世に解き放った……

この瞬間、【私】は三人目の並行意思、「ガンマトリーシェ」として

この世界に産声を上げた。

【私】の存在理由は怒り

【私】の行動原理は破壊

【私】の願いは復讐である

【私】の纏う黒い炎は誰も寄せ付けない「呪炎 黒炎」である。

 触れれば大火傷、長く持ち続ければその魂すらも焼失してしまう炎にカミュは触れて来た…そして【私】をマトリーシェの一部だと認めてくれた!そして共に戦おうとその手を伸ばしてくれたのだ!

【私】は必要とされた存在だった!





絶望







 カミュの為ならばマトリーシェを切り裂く覚悟もあったのだが……

何故かカミュは【私】と魔力で繋がりその技で自らを貫いた……

【私】自身がカミュとマトリーシェの命を奪ってしまった…

【私】を利用して…また【私】だけを置き去りにしてしまうのか……

もう期待してはいけない

誰も【私】を必要としなイ

誰モ【私】を見てはイない

【私】は全てを破壊すル

【私】は全ての命を奪ウ

【私】ハ怒り

【私】ハ絶望

【ワタシは呪ウ】

【ワタシハ壊ス】

【ワタシハ…ワタシハ…スベテヲ】









【ユルサナイ】











      














 怒りの炎に身を焦がし数百年の時が流れた。


気がつけば【私】は祭壇のような場所に飾られていた……この数百年の記憶が曖昧だ…

激しい怒りの感情に囚われ自我を失っていた様だ。

 目の前では一人の女性が何かを唱え【私】に向かって白い炎を放った。

……不思議と怒りの気持ちが和らいだ……

 自分の境遇が気になった【私】はこの現状を観察することにした。


 どうやらここは魔界の奥にある焔魔族の里で、何故か【私】は守護神のような状態で祀られていた……

そして巫女と呼ばれる女性が癒しの炎で【私】を癒し続けているのだ

どうしてこうなった?

剣である私は身動きする事もできず、されるがままである。


 さらに数百年が過ぎ私は彼女たちを観察する事で色々な事を学んだ……それは普通に子供が成長する過程で理解する一般的な感情や知識が殆どだった。

いかに過去の自分が無知で異常だったのか理解できた。

 更に私はこの巫女と呼ばれる女性達と意思の疎通ができる事が理解できた。

彼女達の意識に自分を重ねることで彼女達を通して外の世界を知る事が出来たのだ。


 そして一族が襲われた。

彼らは裏切り者により襲われ少なく無い犠牲を出した……そして【私】は幼い巫女の少女と共に囚われの身となった……この身に纏う「黒炎」は巫女以外には触れられない。

男達もこの炎を恐れて手出しが出来ない様だ……唯一触れる事が出来るこの少女を守る最後の砦がこの【私】なのだ。

【私】を抱き締め寝むるこの少女を観察する。

村にいた今代の巫女の妹だ、両親の側で良く笑顔を見せていた少女だ……今は目を泣き腫らし、憔悴した表情で眠っている……

 すべてを失った少女にかつての自分を重ね【私】は彼女に話しかけた。


【私】を受け入れるならば家族の敵をとってやろう


 彼女は【私】を受け入れた…

これは契約なのだ、彼女が【私】の提案に同意した事で【私】の意識は彼女と重なった………そして【私】は体を得た。

剣を手にとると裏切り者を含めたこの街に住む全員を血祭りにあげた。

まだだ…まだこの少女の悲しみは祓れない。

まだまだ【私】の憎しみは祓れない!!


 次の標的の街が見えた時そいつが現れた。

 数百年前マトリーシェと戦ったあの時だ!

仮面で顔を隠していたが……確かアダムと名乗っていた男だ。

何か話しかけてきていたが【私】は全く聞く耳を持たなかった

【私】がどんなに斬りかかろうと擦りもしなかった。

 駄目だ……勝てない……

こちらの戦意がなくなると同時に男の姿が少年に変わった。

まだ幼さを残す金髪の少年だ。


少年は私に提案してきた。

この提案を受け入れたら【私】は再びカミュとマトリーシェに会えるのだと言う。

心の中の怒りが膨れ上がった。

あの二人は【私】のよって命を落としたのだ……

しかし勝てない相手に喧嘩を売ってはこの娘を危険に晒してしまう……

【私】は提案を受け入れた。





温もり






 私はイリューシャとなった。

厳密には彼女の核と同化している…その為彼女と魔力の共有状態となっている。

しかしこの方法ではイリューシャの燃費が悪く彼女にとってはパワーダウンしている事になる……私の知った事では無いが……


 彼女は「カイル」と呼ばれる少年と行動を共にする様になった。

その経験から最初は警戒し、黙って付き従うだけだったが……

やがて心を開き、信頼と尊敬、そして好意を抱く様になった。


 その頃には共に戦闘を行なっていた。

私達は戦闘中でも平常時でもチャットルームで会話が出来る事に気付いた。

危険が迫れば私が体の主導権を握り敵を殲滅した。


やがて三年が経過した時私は気付いた。

最初からわかっていた事だが…騙されたのだ。

同化する事でかつてマトリーシェの負の感情を集めていた様に

今はイリューシャの負の感情を私が集めていた。

再び怒りの炎がこの身を焼き始めた。


 戦闘の合間にイリューシャの怒りの感情の隙をついてその体の主導権を奪いカイルに襲いかかった。

勝てる事は無かったが彼はイリューシャを無碍にする事は無い……

自分の憂さ晴らしだと理解はしていたしカイルも何処かその様に解釈している節があった。


 ある日イリューシャの戦闘中に彼女の友人が巻き込まれた……

紫音とかいう娘だ。

彼女が傷つけられ、イリューシャの怒りが振り切れた。

一気に私の魔力が流出し一種の暴走状態となった。

ついには守りたいと願う存在と戦う羽目になり……イリューシャの自己嫌悪は過去最高の状態となった…

だが、面白いと思った…この娘が成長を望んでいた。

カイルに従い、私の言葉に疑問を感じる事なく流されていたこの娘が自分の意見を持ち始めていた。


別れの日は近いのかもしれない。





焦り




 イリューシャは焦っている。

自身の周りに力を持つものが集まっているからだ。

その身に【(魔剣)】を宿しながらもその力は扱い切れていない。

何度も私に力を寄越せと文句を言ってきているが……

はあ…まだ気づかないのか?まだまだだな……

アイリスに紫音を拐われてさらに余裕を無くした様だ……

その焦りが自分の目を曇らせてゆくのだ……



再会




 塔の上でレイヴンとヘブラスカと再開した。

1000年前のあの屈辱と後悔を思い出す

私は強制的にイリューシャの体の主導権を乗っ取り復讐の名の下に奴等に襲いかかった……先ほどイリューシャに偉そうな事を言っていたが……

自分がこの有様では聞いて呆れるな………

だが復讐こそが私の存在理由 この身が朽ちようともアイツらだけは許さない!

イリューシャには悪いが……最後まで付き合って貰おう。


 その最中に別の魔女が私に挑んできた。

邪魔をするな!

その魔女の使う魔眼は恐ろしく強力だった……だがこちらを害する意思を感じられないのは気のせいだろうか?

 その魔女が何かを言っている…私は聞く耳を持たずに癇癪を起こした子供の様に拒絶した。

しかし彼女は予想に反して反論してきたのだ!なんだこの魔女は……しかし……なんだろうこの懐かしい感覚は…やがて彼女の魔法に絡め取られ私の怒りの炎は消え去ってしまった……ここまでか……

気が付けば私は抱きしめられていた…

そうか…彼女は……マトリーシェ!!

生きていた!!

私たちは再びマトリーシェとしての絆を回復し一人のマトリーシェとして統合される。





別離





 丘の上から見下ろすと森の入り口でマリー達がこちらに手を振っていた。

振り返ると幼いイリューシャと彼女の背後にもう一人の幼い黒髪の私がそこに居た……そうか…お前がもう一人の………



「早く行きなよ…皆んな待ってるよ」

「でも……」

「私なら大丈夫……あなたが一番知っている筈でしょ」

「ありがとう…イリュ……最後まで付き合えなくて…」


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