表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/31

あなたはまだ読んでますか?

 こんばんは。


 亜 真実  (四二) です。


 と思います。


 前回のメールは途中から意図しない文章になっておりました。


 申し訳ございません。


 ぬいぐるみが勝手にキーボードを打ったのだと思っていましたが、録画を見ると、押していたのは私でした。


 夫のぬいぐるみは、今とても静かです。


 静かすぎて、声がよく聞こえます。


 それは夫ではなく、もっと低く細い声で、お経のようでもあり、吐息のようでもあり、夜の雨音のようでもあります。


 声は言いました。


『あなたの代わりに書いた』


 下書きフォルダには、私の書いていない、ひらがなばかりの日記がいくつも入っています。


 気味が悪くて消そうとしても、その中の一文を、なぜか削除できません。


『あのひ とがき ました』


 ……あなたは来ましたか?


 もし来ていないなら、玄関のカメラに映っていた白い人は誰なのでしょう?


 なぜスマートキーに『開錠しました』と履歴があるのでしょうか?


 誰が一緒にこのメールを読んでいるのでしょう。


 あ、ぬいぐるみが笑いました。あなたのような声で。


 もしかして本当にとどい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ