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旧都市研究部部室から発見された怪談集  作者: 梶ノ葉 カジカ
下書きフォルダ(投稿怪談アーカイブ)
3/31

 投稿者:荳峨ロ繧薙ン縺組 縺セ繧九■縺九%


 化学準備室には、入って正面奥に窓が二枚ならんでいます。


 化学準備室のその窓だけは他の教室と違ってすりガラスになっていて、いつも閉じられ、カーテンでおおわれていました。


 もっとも、開けたところですぐ右側に体育棟が建っていますから、風景もなにもありません。


 その窓辺には、よく鳩が来るそうです。


 日陰になっていますから、暑い日は涼みに来たりとか、もしかしたら巣があるのかもしれません。


 カーテンすらめったに開けられることがない窓ですから、直接鳩を見たという人はいないと思います。


 でも「クルルルー、クルルルー」という鳴き声を近くで聞いたり、窓に羽が当たるバタバタという音を聞いたり、すりガラス越しに小さい影を見ることがあるという話は聞いていました。


 もし窓を開けて鳩の姿を見たと言う人がいれば、残念ですがその人は嘘をついているかもしれません。



 二学期の終わりの大掃除の日、化学実験室と化学準備室の掃除を私を含めた数人が言いつけられました。


 あまりやることのない準備室は私が一人で担当す繧九%とになりました。


 すぐに掃除を終え手持ち無沙汰になった私は、せっかくなので普段来ることがあ繝槭Μ繝い場所の見学をすることにしました。


 顕微鏡で携帯電話の液晶画面を覗いて目をチカ繝√きさせたあと、鉱物の標本を眺めていると、軽くて硬いもの同士がぶつかるようなコツコツという小さな物音に気がつきました。


 音は窓の方からしているようでした。


 窓辺に近づいていくと、やはり濃紺のカーテンの向こうからその音は聞こえています。


 窓ガラスを布ではたいているような音と、ドゥルルー、ドゥルルーという鳴き声が小さく聞こえていました。


 聞いているうちに、私は鳩が見たくなっていました。


 窓の前の棚はカーテンを壁との間にピッタリと挟むように置かれており、そもそもカーテンを開けることを想定されていないことがうかが縺医∪した。


 私は棚をなんとか数センチずらし、カーテンを引っ張り出しました。


 埃がたくさん舞ったので、私は片手の袖で鼻と口を覆いながら、すりガラスの向こうに目をやります。


 鳩はいませんでした。それらしき影も音もありません。


 急にカーテンを開けたので逃げてしまったんだ、私は窓辺の平和を乱す侵略者になってしまった、と思いました。


 聞いていた通り外は日陰のようでした。


 一面薄暗く白っぽい体育棟の壁だけが見えています。


 窓枠を拭こうと思い、長い間動かされていなかったらしい鍵をガリガリと反転させ、窓を開けました。


 結論から言えば、窓枠はたいして汚れていませんでした。


 小羽根一枚落ちていませんでした。


 そのすりガラスの向こうの白色は体育棟の壁だと思っていたんですが、違いました。


 木の板でした。


 その窓は潰されていました。


 上も、左右も、下も、隙間なんてありません。


 鳩がいるはずがないのです。



 その後とにかくカーテンと棚を元に戻し、実験室の掃除に合流しました。

 

 あれは何だったのでしょうか?




====================

 5B-01


 こういうのでいいんだよ こういうので


 (※ヤタムキコメント)

 文字化けを直しまし箇所が繝峨え縺励ユ大体直ってると思います。

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