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永遠のフィリアンシェヌ ~わたしと私の物語~  作者: 蒼依スピカ


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69話 新しい力



「さっきの?」

「そう、さっきの攻撃。ゼリー人形の頭を吹っ飛ばした攻撃だよ」


 色々と聞きたいことはあるけど、とりあえずはさっきの爆発パンチのことを聞こう。あれって絶対に普通じゃないからね。

 わたしの失敗談が追加される前にちゃんと聞いておこう。


「あれって、やっぱり普通じゃないですよね?」

「そうだね。全然普通じゃないよ」


 普通じゃないって断言された……。

 真面目モードの博識ユリ姉さんなら、ちゃんと答えてくれるかな?


「あの爆発パンチって、どうしてああなったんですか?」

「隠しても仕方ないし、全部説明した方がいいかな? 今隠して、もっとやらかされても困るし」

「あの、説明お願いします。失敗談が増えるのはイヤなので……」


 ユリ姉さんに隠されるとイヤな予感しかしない。

 真面目モードの時は頼りになるけど、普段はわたし達をからかって楽しむ人だから。


「……うん、じゃあ、今の現象を説明しようか。と言っても、アリアちゃんの場合はまずは見た方が早いね。私が同じことをしてあげるから見ててね」

「はい……」


 そう言うと、ユリ姉さんはゼリー人形に向かい合った。爆発パンチを再現してくれるらしい。


「まずは普通のパンチね」


 ユリ姉さんはゼリー人形の頭に軽くパンチした。

 パンチはゼリー人形に当たって「ぶよん」って感じで突き抜ける。

 わたしがイメージした普通の状態だ。うん、普通はこうなるよね。


「次はアリアちゃんの爆発パンチ。しっかり右手を見ててね」

「はい」


 ユリ姉さんは右手を胸辺りまで上げて見やすいようにしてくれる。

 じっと見てると、右手に虹色のモヤがうっすらとかかってきた。

 ……ん? 虹色? それって……。


「よっ」


 気の抜けた様な声でユリ姉さんが軽くパンチする。普通のパンチよりもゆっくりした遊びみたいなパンチ。でも―――。


 ボンッ!


 ゼリー人形の頭がさっきと同じように爆発した。


「ほえー……」

「こういうこと。分かった?」

「はい」


 あの虹色のモヤ。あれって魔力だよね?

 属性剣の焔みたいじゃなくて、魔力そのものを使ったパンチ。

 ……あれ? でも、そんなイメージはしてないよね?

 お姉ちゃんへの怒りをぶつけただけだ。魔力とか魔術とかは一切考えてない。


「詳しく説明するから、ゼリー人形は一旦消そうか。ヤガミさんからは15分を限度って言われてるよね」

「あ、はい!」


 自分の爆発パンチとユリ姉さんの登場で制限時間を忘れてた。

 師範代との約束を破ったら入門取り消しになっちゃう。気を付けよう。

 わたしはゼリー人形を消してユリ姉さんに質問する。


「あれって魔力ですよね?」

「そうだよ。自分の魔力を右手にまとわせただけだの普通のパンチ」


 ……やっぱり魔力なんだ。


「……と言っても、誰にでも出来る様な簡単な技術じゃないんだけどね」

「へ?」

「これって魔力の調整が結構難しいんだよ。見てて」


 見てて、と言ったユリ姉さんは、さっきみたいに右手を上げて魔力をうっすら纏わせて見せてくれる。


「これに更に魔力を加えると……」


 右手の魔力のモヤがどんどん濃くなっていく。

 さっきのはうっすらって感じだったけど、今は半透明って感じで分厚く見える。


「この状態で攻撃すると、普通の魔獣なら簡単に吹き飛ばせるくらいの威力があるよ。ゼリー人形にパンチしたら衝撃で全部が吹き飛ぶかな」

「ほえ!?」


 物騒過ぎることを言われ、ユリ姉さんから逃げるように距離を取る。

 ……あ、危なすぎる! アレに触ったら簡単に死んじゃいそう!

 魔獣って、普通の獣よりも強いやつだよね? それを簡単に吹き飛ばせるなら、人なんて木っ端みじんになると思う。


「安心していいよ。今は触っても全然大丈夫だから」

「え?」

「触ってみる?」


 ブンブンブンブン!


 首を横に何度も振って全力で拒否する。

 あんなに物騒なことを言われて触れるはずがない。

 わたしは死にたくない。


「あはは。じゃあ、サっちゃん。触ってみて」

「はい」


 サーシャが不用意に超強力爆発パンチに触る。


「さっちゃん!!!」

「……大丈夫だよ、アリア。ほら」


 サーシャがユリ姉さんの爆発パンチを両手でさわさわしてる。

 魔力のモヤを貫通して普通に手を触れてる。


「よかったーーー……」

「アリアちゃんは本当に素直過ぎて楽しいねー」

「ぐっ……」


 今のユリ姉さんはからかいモードだ。注意しよう。


「アリアちゃん。魔力を使った魔術はどうやって使うか説明できる?」

「え?」


 なんで今更そんな質問をされるんだろう?

 ユリ姉さんの前で何度も魔術は使ってるし、最初に教わった時もいた様な気がするけど……。


「ほら、言ってみて」

「えっと、どんな魔術を使いたいかをイメージして魔力を流すだけ、ですよね?」

「いいねー、その単純な思考。アリアちゃんらしくて好きだよー」

「……」


 ものすごくバカにされてる気がする……。


「馬鹿にしてないからね? それで魔術が使えてるんだから、それはそれで凄いことなんだよ」

「……」


 ダメだ。今はユリ姉さんの言葉を素直に受け止められない。

 

「ちゃんと説明しようかな。この右手の魔力、これは攻撃をイメージしてないから何ともないんだよ。なんの効果もない、ただ魔力が見えてるだけの状態だね」

「へ?」

「さっきの爆発パンチは、ゼリー人形を攻撃しようと思って魔力を纏ったからああなっただけ。攻撃―――相手を傷つけようと思わなければなんの効果もない。そこは魔術と一緒だね」

「へー……」


 真面目に説明してくれたおかげで、少しはわかったような気がする。

 ようは、攻撃しようと思わなければ攻撃にならないってことだよね?

 わたしのパンチが爆発パンチになったのは、お姉ちゃんを懲らしめようと攻撃したからああなったってことだと思う。


「でもね、さっきも言ったように、これって結構難しい技術なんだよ」

「え? わたしが使えたのに、ですか?」


 初心者の魔術本でさえ意味不明なわたしが使えたんだから、魔術を使える人ならみんな使えそうな気がするけど……。


「もう一回使えるかやってみて。攻撃じゃなくて、ただ纏わせるだけでいいからさ」

「はい……」


 言われた通り、右手を見て魔力をまとうイメージをする。

 ……ん? んん? んんん?

 全然できない。

 魔力はイメージ出来るのに、それがうまくまとまってくれない。あっち行ったりこっち行ったり、暴れていうことを聞いてくれない。普通の魔術とは全然違う感じ。


「魔力がいうことを聞かない感じがするよね」

「はい……」

「次はいつもの氷を出してみて」

「はい。……氷」


 あれだけ暴れてた魔力が、一気に氷のイメージに向かったように感じる。

 そして、魔力が氷になって手に出てくる。


「ほえー……」

「アリアちゃんなら、感覚の違いがハッキリと分かったんじゃないかな? どう?」

「はい、全然違いました」


 氷の魔術はちゃんとした道があって目標に向かうだけって感じ。でも、魔力を操作して自分にまとわせるのは、つるつるの氷の上でジタバタしてるような感じだった。ホントに全然違う。


「爆発パンチはね、正確には魔術じゃないんだよ」

「え?」

「正確には純粋魔力強化って言う技術。それが爆発パンチの正体。魔力そのものを使って様々な能力を強化するんだよ」

「……」


 真面目なユリ姉さんには悪いけど、さっぱりわからない。

 魔力強化ってことしか頭には入ってない。


「爆発パンチの場合は単純にパンチ力の強化だね。分かりやすい例だと、足が速くなったり、力持ちになったり、身体を硬くしたり、かな」

「なるほど……」

「でも、アリアちゃんが感じた通り、魔力そのものコントロールして自分に纏わせるのは凄く難しいんだよ。その一番の理由は、無意識に纏ってる自分の魔力」

「……」


 情報量が多すぎて意味不明だけど、大人しく聞こう。

 貴重な真面目モードのユリ姉さんだし……。


「無意識に纏ってる魔力と強化に使う魔力。それが反発したり交わったりしないように調整するのが凄く難しいんだよ。実戦レベルで使える人はあんまりいないんじゃないかな?」

「……」

「そんな高等技術を、どうしてアリアちゃんが一時的にでも使えたか。知りたい?」

「あ、はい」


 魔力強化のことはよくわからないけど、1回でも爆発パンチが出来た理由は気になる。あとで変な時に発動して慌てるのもイヤだし……。


「疲れてたからだよ」

「へ?」

「疲れすぎて、普段纏ってるはずの魔力が一時的に消えちゃったんだよ。その状態でゼリー人形に一点集中の全力パンチ。無意識に体内の魔力がパンチだけに集まって爆発パンチなった。今はもう普段通りの魔力を纏ってるから使えない。簡単な理由でしょ?」

「あ、はい」


 ……疲れてたから使えた、回復したから使えない。うん、理解した。


「純粋魔力強化の話をしたからもう一度やっておこうか。無意識に使われて怪我でもされたら嫌だし」

「え? 使えないんじゃ……?」

「自分の身体にはね。さっき渡した木刀でやってみようか。ゼリー人形をもう一回出してくれる?」

「はい……」


 言われた通りにゼリー人形をもう一回出す。


「まずは普通に切ってみて」

「はい」


 もうユリ姉さんの言いなりだ。難しすぎて、考えるのも質問するのもあきらめた。

 高級木刀をゼリー人形に向かって振り下ろす。前と同じ「にゅるん」って感じで突き抜ける。


「じゃあ次は、その木刀に魔力を流して、切れ味が鋭くなるようにして。何でもスパスパ切れる様なイメージね」

「はい」


 スパスパ、スパスパ……。

 頭に浮かんだのはキャベツの千切り。お母さんがいつもトントンしてるやつ。

 リズミカルに、トントンスパスパ、トントンスパスパ……。

 ……このイメージでいいんだよね? あとは魔力を流すだけ。

 イメージを固めて木刀に魔力を流すと、木刀が虹色のモヤに包まれた。

 うっすらじゃなくて、結構がっつりと色がついてる。

 ……成功したのかな?

 自分に使うときのような魔力が暴れる感じはしない。素直に木刀に流れてる感じがする。


「……アリアちゃん、何をイメージしたのかな?」

「え? トントンスパスパのキャベツの千切りです」

「はぁ……もういいや。それをゼリー人形の頭、上からまっすぐ下に振り下ろしてみて。絶対に横に振っちゃ駄目だからね」

「はい」


 言われた通り、ゼリー人形の頭から下に向かって木刀を振り抜く。


「ふんっ」


 スパ!


「ほえ?」


 スパっと切れた。「にゅるん」とか「ぶよん」とかせずに。それはいい。でも、この状態はあまりよくないと思う。

 ……ゼリー人形が千切りになってる……。 

 しかも、その下の地面まで同じように千切りの切れ目が入っていて、木刀も半分ほど地面にめり込んでる。


「こわっ!!!」


 思わず木刀から手を放して後ずさった。

 ……こんなの殺人武器だよ! おっかなすぎる!

 地面にめり込んだ木刀は虹色のモヤが消えて普通の木刀になり、同時にゼリー人形も勝手に消えた。


「これが純粋魔力強化の怖い所だね。ちゃんとコントロールせずに大量の魔力を流すと、思いがけないような危険な事態になっちゃう。と、言う訳だから、魔力のコントロールがちゃんと出来るようになるまでは、純粋魔力強化はなるべく使わないでね」


 コクコクコクコク!!!


 何度も何度もうなずく。

 言われなくても使わないよ! こんなに物騒な魔術!

 ……あ、魔術じゃないんだっけ? ん? あれ? なんていったっけ、これ?

 あまりの恐怖に所々の記憶が飛んだみたい。

 ……ま、いいか。二度と使わないだろうし。

 それよりも、このドキドキを解消したい。こういう時は……。


「さっちゃーーーん。怖かったよーーー」

「……大丈夫だよ、アリア。私がついてるから」


 さっちゃんの胸に飛び込み、いっぱいスリスリしていっぱい匂いを嗅いだ。


「スーハー、スーハー。はぁ、落ち着くよー。さっちゃん、大好きー……」

「一杯スリスリして、一杯匂いを嗅いでいいから。愛してるよ、アリア」

「ん? どうしたの、さっちゃ―――」

「アリア、愛してる。私だけのアリア。アリアは? アリアはどう思ってる?」


 ぎゅっとされて、鼻同士がくっつく感じでじっと見つめられる。

 やたらとわたしの名前を連呼してくるし、どうしたんだろう?


「えっと……さっちゃ―――」

「アリア」


 ちょっと怒ったような声になった。どうして……あ。


「ごめん、今はサーシャだよね。愛してるよ」

「うん。今の私はサーシャで、アリアはアリアだよ。忘れちゃ駄目だからね」

「うん、忘れない」


 お詫びにいっぱいスリスリされてスリスリしてあげた。

 サーシャの機嫌もなおって笑顔になったのでよかったと思う。


「あーーー、二人とも、そろそろいいかな?」

「あ……」


 ユリ姉さんの存在を忘れてた。

 わたしにとって、サーシャが怒ることはかなりの一大事だ。

 千切りの恐怖やユリ姉さんの存在が吹き飛んでも仕方ない。


「はいコレ。とりあえず、この木刀は大切にしてね。結構高い物だから」

「うっ……」


 千切り木刀を見たせいで、さっきの恐怖がちょっと蘇ってきた。

 サーシャにぎゅっとしながら片手で木刀を受け取る。

 魔力が消えて普通の高級木刀に見えるけど、これはゼリー人形と地面を千切りにした凶器だ。取り扱いには注意しないと……。


「その木刀はね、普通の木じゃなくてちょっと特殊な木から造られてるから魔力が通りやすいの。領主様はきっと、アリアちゃんが魔剣を使う時の修練用にと思って選んだと思う。一生物だと思って大切にしてね」

「ひぐっ……」


 魔剣の修練用とか一生物のとか、ものすごいことを言われた。

 ……これってそんなにすごい物なの? 持ってるのが怖くなってきた……。

 布でぐるぐる巻きにして、ベッドの下で永久保管しといたほうがいいかな?


「あ、道場の稽古ではその木刀も使う予定だから、稽古の時は絶対に持ってきてね。しまい込んで放置するのは駄目だからね」

「うぐっ……」


 永久保管という名の放置はダメって念押しをされてしまった。

 

「あと、これはサっちゃんへのプレゼントね。これも領主様からだよ」

「ありがとうございます」


 木刀と一緒に持っていた買い物袋から出てきたのは綺麗なネックレスだった。

 シンプルな銀色のチェーンに1cmくらいの青い宝石がついていて、宝石は金色の網に覆われてちょっと光ってる。

 ……そのネックレスもすごく高そうだよ。お店で非売品って札が付いて飾ってそう……。


「そのネックレスは領主様お手製のレア物でね、領内で同じ様な物を持ってるのは数人しかいないよ。普通の生活では絶対に傷まないから、肌身離さず、なるべくずっと着けていてね」

「はい……」


 ものすごい無茶ぶり!

 領内でも数人って、超がいっぱいつく、ものすっごい高級品ってことだよね!?

 そんな物を小学生に肌身離さず身に着けろって……ありえなくない!?

 サーシャも緊張してネックレスを持つ手が震えてるし、ホントに大丈夫!?


「そのネックレスはね、ただの装飾品じゃなくて魔術具なんだ。色々な効果があるけど、一番効果が大きいのは領主様の加護かな」

「領主様の、加護……」

「そう、領主様―――龍族による加護。そのネックレスの場合は精神防御系だね。魔術や魔獣の精神攻撃は当然だけど、その他の色々な精神異常からも守ってくれるよ。この意味、二人なら分かるよね?」


 ……精神異常って、幽霊のことを言ってる?

 二人ならって言ってるから、あの時の幽霊事件のことを言ってるんだよね?

 それなら、肌身離さずって言われても納得できる。幽霊の攻撃なんて、いつ来るかさっぱりわからないから。

 サーシャも神妙な顔つきになってネックレスを見てる。あの時の状況は、サーシャ的にもかなりショックだったみたいだからね。


「……肌身離さず身に着けるようにします。ありがとうございます」

「うん、お願いねー」


 ユリ姉さんは気楽な口調で笑ってるけど、高級木刀とか超レアなネックレスとか、わたし達みたいな普通の小学生が持ってていいのかな?

 たぶんだけど、ネックレスだけでも豪邸が立つくらいの価値はあると思う。

 ……なんで、こんなに色々とよくしてくれるのかな?

 いくら将来の就職先だからって、ここまでよくしてくれる理由がわからない。

 道場だってちゃんと入門してるわけじゃないし、支部に行ったのだって1回だけ。領主様と会ったのも昨日が初めてだし、ちょっとしかお話ししてない。

 ……なんで?


「あの、ユリ姉さん……」

「ん? どうしてこんなによくしてくれるのかって?」

「はい……」


 わたしってホントにチョロイね。考えが筒抜けだ。


「みんなのお気に入り、だからかな」

「え?」

「私やお姉ちゃん、総長やブリギッテさんを含めた仲間達、そして領主様。みんなが二人のことを気にしてる。そして、二人には幸せになって欲しいとみんなが思ってる。だから、色々としてあげたくなるんだよ」

「……」

「いやー、こうして口にすると、凄い面子ばかりだね。うちの面子はギリギリ納得できるけど、普通は領主様から気に入られたりプレゼントされたりなんかしないよ。君達は特別だ! よ、未来の領主様!」

「……」


 なんで最後に余計なこと言うかな? 癖なの? 途中の感動を返して欲しい。

 わたしとサーシャに幸せになってほしいってところはすごく感動したよ。

 あの女神さまにそう思われるのは、すごく特別なことだと思うから。



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