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いざ、教会へ

スキルを授かる回です。


PV430越えました!ユニークも200を越えて、めっさ嬉しく思います。モチベーションなります。

感謝です❗



アレン兄さんに振り回されながら

ロイド兄さんにフォローしてもらいながら

シルフィーナに癒されながら

そして、両親の愛を全身に受けながら

僕はついに5才になった。

そう、5才といえば、教会での洗礼が受けれるのである。


わくわくしながら、屋敷を歩いていると、メイドに連れられているシルフィーナに会った。


「ルーにぃ今日おでかけ?」

とてとてとおぼつかない足取りで僕に近づきながら尋ねてくる。

「そうだよ。教会に行ってスキルと能力値(ステータス)を見てもらうんだ。」

「楽しみ?」

「すっごくワクワクしてる!」

「いってらっちゃい!」

あぁシルフィーナまじ天使。可愛い。

そんなことを思いつつ、シルフィーナとおしゃべりしていると、父さんが来た。

「おぉルーク。ここにいたか。そろそろ教会に行くぞ。

そわそわしていないで、しゃんとしなさい。」

「はい。わかりました。父さん。」

「うん、まぁスキルは皆授かる。どんなスキルであっても気負わず気にせず己が道を進むことを考えていたらいい。

それじゃ行くぞ。」

さすが、父さん。父親らしいことを言ってくれる。厳しい感じではあるけど、その中には優しさがちゃんとつまっているのが伝わってくる。

「それじゃ行ってくるよーシルフィー♪パパはおでかけしてくるからねぇ♪」

でれでれの父さんであった。

これがなければもっといい父親なんだけどなぁ、、、




そして、馬車に揺られること一時間ほど

カトリック教会のような質実剛健?質素だけど宗教施設ならではの荘厳さが感じられる建物についた。


馬車から降りて、父さんに連れられるがままに中に入ると、シスターらしき女性がそこにはいた。

「洗礼ですね。準備が整いましたら、奥の小部屋にお入りください。そちらでは、洗礼を受ける本人様のみ入ることができます。保護者の方と同伴はできませんのであらかじめご了承ください。よろしいでしょうか?」

わかっていましたと言わんばかりの対応で、マニュアル感をうかがわせる。

「かまわない。さぁルーク父さんはここで待っているから行っておいで。」

「父さん、じゃ行ってくるよ!」

父さんと短い言葉を交わし、シスターらしき女性の後をついていく。

通されたのは、あの神様の像とその前に置かれた水晶だけがある外観と比べると質素な小部屋だった。


「では、簡単にですが、ご説明させていただきます。

洗礼では、主たる神よりスキルを授かる儀式となります。どのようなスキルが授かるかはご本人様次第ですので、ご了承ください。

お気持ちが整いましたら、神様に祈り、そちらの水晶に触れてください。

そうしましたら、神様からのスキルをいただけると思います。また、スキルが授かった証として能力値(ステータス)を証書にて交付させていただきますのでよろしくお願いいたします。


なお、ステータスはご本人しか確認することが出来ませんので。それでは失礼します。」

最低限かつ十分な説明をした女性は、さっと小部屋を出ていった。にしても、僕に会う人はマシンガントークの人が多い気がする。


まぁ気持ちを切り替えて

僕は転生させてくれた神様を思いうかべつつ、水晶に触れた。

触れたとたん、水晶は光輝いた。そして、その光に僕は包まれた。




「やぁやぁ元気だったかい?

今はルーク君でいいのかな?

言った通り良い家庭に転生させてあげたし、兄妹にも恵まれている。なにより、前世では苦労したお金については、今なんの問題もないよね?この世界はどうだい?まぁ見ている限り楽しんでる感じで良かったよ。俺としても嬉しい限りさ!

まぁ長々と話しても仕方ないんだけど、とりあえず今はそちらの時間での五年ぶりの再会に喜びを感じようじゃないか!」


出会った時と変わらないマシンガントークに、僕は安心感を覚えた。


「お久しぶりです。神様。

おかげ様で今のところ何1つ不自由なく、両親、兄妹にも囲まれて楽しく過ごせていると思います。」


「そうかい。それなら良かったよ!こちらとしても転生させたかいがあるというもんだ。

それじゃあまり時間もないことだし、約束通りスキルをあげようか。」

「あの、、、神様は、洗礼の度にこうして直接授けてるんですか?」

「ん?そんなわけないじゃないか!何人もの洗礼があるのに、そんなとこに手間をかける暇はないよ。水晶に触れたらちょちょっと授けるだけだよ。

君は特別なんだ!」

「そうなんですか。」

なるほど。確かに一人一人相手にしていたら大変だろう。僕は前世の記憶があるから、年相応の反応ではないから比較できないけど、5才の子供にスキルを与えて気に入らない場合癇癪でも起こされたらたまったもんじゃないだろうな。


「まぁそーゆことだよ。

理解が早くていいことだ。

じゃ、君に授けるスキルを教えてあげよう!

その名を『色視(いろみ)』!前世で他人の顔色を伺ってきた君にぴったりのスキルさ!戦闘に向かないスキルであるけども、スローライフを目指す君にはこれ以上ないものだと思うよ!」

色視(いろみ)』、、どんなスキルなんだろうか。

神様がくれるものなんだから、変なスキルではないはず。

今のところ僕は、わくわくと不安がごっちゃになっているという感じだ。どんなスキルなんだろうか。


「安心しなよ。変なスキルではない。君の前世での経験とかをふまえた上でのスキルにしてみた。オリジナルで特別なスキルさ!詳しい内容言っちゃあつまらないから、家に帰ってからゆっくり調べるといい。」

僕の心を読んで、神様は答えてくれる。


「わかりました。ありがとうございます。家に帰ってわくわくしながらスキルについて考えたいと思います。」

「うん。それがいい。もう時間だ。意識だけとはいえ、長いこと君を神の世界に連れてきてしまっているからね、、他の神に文句を言われてもかなわない。さぁスキルを手にこの世界を楽しんでおいでさ!」

「はい!本当にありがとうございます。精一杯楽しんできます!」

「教会にくることがあれば、会えるとは思うけど、またね!

ちなみに、能力値(ステータス)についても、ちょちょっと平均より上になってるからよろしくね~!」

神様は、以前のようにぶんぶんと手をふり別れを告げてくる。最後まで、マシンガントークは変わらないけど気を使ってくれる良い神様だ。


そして、また僕は光に包まれていった。



お読みいただきありがとうございます。


会話の部分を構成するの難しいですね。スキル授かったので、これでやっとタイトルの行動を主人公ができると思います。


次回は、スキルについての考察回の予定です!

では、また一週間後に、、、

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