表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エルフの森の知者  作者: 凸
1/1

プロローグ

息抜きです。ゆっくり書きますんでよろしくお願いします。

 いろんなことを考えるのが好きだった。人はなぜ生きるのかとか、異世界は存在するのかとか生きていくのに必要なものからどうでもいい事まで。暇を見つけては物思いにふける生き方をしていた。


 ある日、いつものように考え事をしている時、周りへの注意が疎かになっていたのだろう。信号が赤に変わったのに気づかずにそのまま前に進んで、ちょうど死角となっていた曲がり角から来たトラックにひかれて死んだ。息が出来なくて、生暖かい赤い液体に意識が沈んだ。それが生まれ変わる前の最後の記憶だ。


 そして、僕は()()()変わった。エルフに。前世での認識通り、エルフの寿命は長い。考える事への時間が足りないと思っていた自分にとってはとても好都合だった。でも、一つ誤算があった。エルフにとっての百年は人間に換算すると20にも満たないらしい。つまり、エルフは精神年齢が進むのが遅いという事。そして、どういうわけか僕の精神年齢は進むのが早いようだ。やはり前世の記憶があるからだろうか。


 「レインー!賢師(けんし)様の抗議の時間よ!」


 おっと、母さんが呼んでる。少し没頭しすぎてたかな。


 「分かった。今行く」


 僕の名前はレイン・アーセル・リーダス。ちょっとばかし物思いにふけるのが好きなエルフだ。さてと、早く賢師様のところに行かないと。遅刻したら立たなきゃいけないし。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ