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あのさ
ノートにしたためることは
誰にも言えない秘密
たとえ擦れてしまっても
きっと書き続けるよ
日差しが強い窓際
白い紙から反射する
強い光に目が霞んできても
きっと書き続けるよ
バサバサと背後で音がする
きっと何かが揺れている
ああ これはきっと
この瞬間にしかないものさ
あのさ
このまま止まらないでいて
あのさ
その光の正体は知っている
セピア色になりかけている
誰にも言えない秘密
たとえ擦れてしまっても
書き続けるよ
あの日の続きが今
小説色に変わっていく
ああ これはきっと
この瞬間にしか生まれない
あのさ
このまま止まらないでいて
あのさ
その光の正体は知っている




