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暁まで  作者: 朝永有
10/10

それから、ここから

スカートが春風に揺れた

僕は自転車を漕ぐのを止めた

それが始まりだったのだろう

スローモーションの映像


手を繋いで歩く人たち

これからも続きますように

願うことしかできない

僕はその横を走り抜けた


空は今日もあの日みたいに

澄んだ水色が広がっていた

月日が流れるのが早くなったと

年長者を気取ってみたんだ


さよならは言いたくない

それでも訪れるんだ

旅人になったつもりと

恥ずかしい台詞も

それからだよ


相変わらず同じ景色を

僕は自転車を走らせて通る

少し寄り道をして行こうかな

そうしたら君と会える気がした


踏切が降りて立ち止まる

赤いランプの点滅の数えた

猛スピードで走り去る電車が

急に寂しさを連れてきたみたいだ


あの日から僕はここまで

何が変わって何が同じだろう

それで良かったのか間違いなのか

きっと分かるのは

ここからだよ


スカートが春風に揺れた

僕は自転車を漕ぐのを止めた

これは誰かのイタズラだろうか

今 始まりと終わりに出会った


僕は話しかけずに

君は振り向かずに

あの言葉の代わりは

探さないままで


それからは君だけのもの

ここからは僕だけのもの

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