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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

『向こう側の小宇宙』より。

シンリ

作者: 砥眞 芳矩

ねえ、聴いてくれる?

やあ、ご機嫌様。気分はいかがかい。

ははっ、最悪か。

そりゃあそうだろうね。そうやって半強制的に束縛されている状態なんだから。

ああ、なに、その行為自体には特に意味はないよ。

そうだね。ただの余興、とでも思ってくれればいい。

ん?動けない?そりゃそうだよ、だからこその束縛さ。


さて、一体全体なんのために君はこんな事をされているのか。これには、明確に応えてあげられそうだよ。


と、その前段階として、君はどうしたい?

ああ、質問の仕方が悪かったね。

君は、どうありたい?の方が解りやすいね。

おや、質問の意味が解らない、か。


なに、心配はしないでいいよ。事が終われば、ちゃあんと解放してあげる。嘘じゃあないさ。


例えば、この世の中の見聞きしてきた事、若しくは、感じ取ってきた事、これが実は実在しない物ではなかったとしたら君はどうする?


そんなことある筈がない。


成る程ね。確かにそうかもね。でもね、実際にはそれを証明する手段はないんだってこと知っている?だって、君の五感を取り除くと果たしてそれは可能かどうかなんて解く事ができないんだろ?


だけど、遣らずに否定するのはやはり主義じゃないんだ。

だから君に協力してもらいたい。

君にしかできないんだ。


尤も、拒否する権利は君にはないけどね。




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